WLX_CLIENT_CREDENTIALS_INFO_V1_0 構造体 (winwlx.h)

[WLX_CLIENT_CREDENTIALS_INFO_V1_0構造は、Windows Server 2008 および Windows Vista では使用できなくなりました。

WLX_CLIENT_CREDENTIALS_INFO_V1_0構造体には、WlxQueryClientCredentials または WlxQueryInetConnectorCredentials の呼び出しによって返されるクライアント資格情報が含まれています。

これにより、ネットワーク クライアント セッションは、自動ログオンのためにクライアント資格情報を渡すことができます。

メモ ターミナル サービスが有効になっている場合、WlxQueryClientCredentials が呼び出されます。
 
GINA DLL は、LocalFree を呼び出して、構造体が不要になったときにこの構造体で使用されるリソースを解放する役割を担います。

構文

typedef struct _WLX_CLIENT_CREDENTIALS_INFO {
  DWORD dwType;
  PWSTR pszUserName;
  PWSTR pszDomain;
  PWSTR pszPassword;
  BOOL  fPromptForPassword;
} WLX_CLIENT_CREDENTIALS_INFO_V1_0, *PWLX_CLIENT_CREDENTIALS_INFO_V1_0;

メンバー

dwType

GINA DLL によって割り当てられる 資格情報 構造の種類を指定します。 資格情報の種類は、プレフィックス WLX_CREDENTIAL_TYPE_xxxで定義されます。

pszUserName

ログオンしているアカウントの名前へのポインター。

pszDomain

ログオンに使用するドメインの名前へのポインター。

pszPassword

ユーザー アカウントのプレーンテキスト パスワードへのポインター。 pszPassword の使用が完了したら、SecureZeroMemory 関数を呼び出して、メモリから機密情報をクリアします。

Windows XP/2000: SecureZeroMemory はサポートされていません。 pszPassword に割り当てられたメモリを上書きして、機密情報をクリアします。

パスワードの保護の詳細については、「パスワードの 処理」を参照してください。

fPromptForPassword

管理のオーバーライドが原因でパスワードの入力を求めるメッセージを強制的に表示します。 これにより、パスワードなしの自動ログオンを区別できます。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows XP (デスクトップ アプリのみ)
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2003 (デスクトップ アプリのみ)
Header winwlx.h

こちらもご覧ください

LocalFree

WlxQueryClientCredentials

WlxQueryInetConnectorCredentials