Win32_DCOMApplicationSetting クラスの GetAccessSecurityDescriptor メソッド

GetAccessSecurityDescriptor WMI メソッドは、DCOM アプリケーションにアクセスできるユーザーを制御するセキュリティ記述子を取得します。 セキュリティ記述子は、 Win32_SecurityDescriptor クラスのインスタンスです。 このメソッドを呼び出すスクリプトまたはアプリケーションを実行しているアカウントには、 SeSecurityPrivilege および SeRestorePrivilege 特権が必要です。 詳細については、「 セキュリティ保護可能なオブジェクトでのアクセス セキュリティの変更」を参照してください。

構文

uint32 GetAccessSecurityDescriptor(
  [out] Win32_SecurityDescriptor Descriptor
);

パラメーター

記述子 [out]

DCOM アプリケーション用に設定するセキュリティ記述子。

戻り値

次の一覧に記載されている値の 1 つ、またはエラーを示す別の値を返します。 詳細については、「 WMI リターン コード 」または 「WbemErrorEnum」を参照してください。

Success

0

正常に完了しました

2

ユーザーは、要求された情報にアクセスできません

8

不明なエラー

9

ユーザーには、メソッドを実行するための十分な特権がありません

21

メソッド呼び出しで指定されたパラメーターが無効です

その他

1 4294967295

注釈

Win32_SecurityDescriptor インスタンスは、SECURITY_DESCRIPTOR_CONTROLデータ型を表し、随意アクセス制御リスト (DACL) とシステム アクセス制御リスト (SACL) を含みます。 詳細については、「Access Control リスト」を参照してください。

セキュリティ記述子を取得するときに SeSecurityPrivilege が許可または有効になっていない場合は、返されたセキュリティ記述子に DACL のみが返されます。 詳細については、「 特権定数 」と「 特権操作の実行」を参照してください。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント
Windows Vista
サポートされている最小のサーバー
Windows Server 2008
名前空間
Root\CIMV2
MOF
CIMWin32.mof
[DLL]
CIMWin32.dll

こちらもご覧ください

Win32_DCOMApplicationSetting

特権定数

WMI セキュリティ記述子オブジェクト

セキュリティ保護可能なオブジェクトのアクセス セキュリティの変更