DBT_DEVICEREMOVECOMPLETE イベント

システムは、デバイスまたはメディアの一部が物理的に削除されたときに、DBT_DEVICEREMOVECOMPLETE デバイス イベントをブロードキャストします。

このデバイス イベントをブロードキャストするために、システムは wParamDBT_DEVICEREMOVECOMPLETE に設定され、lParam が次のように設定されたWM_DEVICECHANGE メッセージを使用します。

LRESULT CALLBACK WindowProc(
  HWND hwnd,       // handle to window
  UINT uMsg,       // WM_DEVICECHANGE
  WPARAM wParam,   // device-change event
  LPARAM lParam    // event-specific data
);

パラメーター

hwnd

ウィンドウのハンドル。

uMsg

WM_DEVICECHANGE メッセージ識別子。

wParam

を DBT_DEVICEREMOVECOMPLETE に設定する

lParam

削除されたデバイスを識別する構造体へのポインター。 構造体は、イベントに依存しないヘッダーの後に、デバイスを記述するイベントに依存するメンバーで構成されます。 この構造体を使用するには、構造体をDEV_BROADCAST_HDR構造体として扱い、そのdbch_devicetype メンバーをチェックしてデバイスの種類を決定します。

戻り値

TRUE を返します

解説

システムは、対応するDBT_DEVICEQUERYREMOVEおよびDBT_DEVICEREMOVEPENDING メッセージを送信せずに、DBT_DEVICEREMOVECOMPLETE メッセージをブロードキャストできます。 このような場合、アプリケーションとドライバーは、可能な限りデバイスの損失から回復する必要があります。

メディアが削除されている場合、到着するデバイスの種類はボリューム ( dbch_devicetype メンバーがDBT_DEVTYP_VOLUME) であり、変更によってメディアが影響を受けます ( dbcv_flags メンバーはDBTF_MEDIA)。

例については、「 メディア挿入または削除の検出または デバイスの 削除要求の処理」を参照してください。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント
Windows XP
サポートされている最小のサーバー
Windows Server 2003
ヘッダー
Dbt.h

関連項目

デバイス イベント

デバイス管理イベント

DEV_BROADCAST_HDR

WM_DEVICECHANGE