JET_TABLEID

適用対象: Windows |Windows Server

JET_TABLEID

JET_TABLEIDデータ型には、JET API の呼び出しに使用するデータベース カーソルへのハンドルが含まれています。 カーソルは、そのカーソルを開くために使用されたセッションでのみ使用できます。

    typedef JET_API_PTR JET_TABLEID;

データ型

JET_TABLEID

NULL またはJET_tableidNilを使用して、無効なカーソル ハンドルを示すことができます。

解説

カーソルは、データベース エンジンのテーブルの使用を管理します。 カーソルは、次のタスクを実行できます。

  • レコードをスキャンする

  • レコードを検索する

  • これらのレコードの有効な並べ替え順序と可視性を選択する

  • レコードの作成、更新、または削除

  • テーブルのスキーマを変更する

基になるテーブルの状態または種類が変化すると、カーソルのサポートされている機能が変わる可能性があります。 たとえば、一時テーブルでは、特定のオプションを使用してデータを開いたときに、データの検索が禁止される場合があります。 カーソルは常に基になるテーブルに完全に接続され、キャッシュなしでそのデータと直接やり取りされます。 このデータベース エンジンによって公開される ISAM のコア機能のほとんどは、カーソルを介して動作します。

カーソルは、JetOpenTable または JetOpenTempTable を使用して作成できます。 カーソルは、 JetDupCursor を使用して複製できます。 カーソルは、 JetCloseTable を使用して明示的に閉じるか、 JetEndSession または JetTerm を使用して暗黙的に閉じることができます。 カーソルは、中止されたトランザクションで開かれた場合、 JetRollback によって暗黙的に閉じることもできます。 一度に作成できるカーソルの最大数は、JetSetSystemParameter を使用して構成できるJET_paramMaxCursorsによって制御されます。

要件

要件

Client

Windows Vista、Windows XP、または Windows 2000 Professional が必要です。

[サーバー]

Windows Server 2008、Windows Server 2003、または Windows 2000 Server が必要です。

Header

Esent.h で宣言されています。

参照

JET_paramMaxSessions
JetCloseTable
JetDupCursor
JetEndSession
JetOpenTable
JetOpenTempTable
JetRollback
JetSetSystemParameter
JetTerm