FILE_SYSTEM_RECOGNITION_STRUCTURE構造体

ボリュームのブート セクター (論理ディスク セクター 0) に格納されているディスク上のファイル システム認識情報が含まれます。

これは、パブリック ヘッダーでは使用できない内部定義のデータ構造であり、ファイル システム認識を利用するファイル システム開発者向けにここで提供されています。 詳細については、「 ファイル システム認識」を参照してください。

構文

typedef struct _FILE_SYSTEM_RECOGNITION_STRUCTURE {
  UCHAR  Jmp[3];
  UCHAR  FsName[8];
  UCHAR  MustBeZero[5];
  ULONG  Identifier;
  USHORT Length;
  USHORT Checksum;
} FILE_SYSTEM_RECOGNITION_STRUCTURE;

メンバー

Jmp

JMP 命令。 このデータ メンバーは、 Checksum データ メンバーに含まれる値には含まれません。

FsName

ファイル システム名。 これは、ボリュームが書式設定されているファイル システムの、人間が判読できない名前を表す 8 文字の ASCII 文字のシーケンスです。

この文字列は、通常の BIOS パラメーター ブロック (BPB) 構造を持つディスク上の OEM ファイル システム名と同じ場所にあります。

MustBeZero

すべてのゼロを含む予約済み領域。

このデータ メンバーは、通常、BPB 内の次のデータ メンバーと重複しています。

  • BytesPerSector
  • SectorsPerCluster
  • ReservedSectorCount

これらのデータ メンバーは 0 に設定されているため、以前の OS でこれが有効な BPB ではなく、ボリュームを認識すると結論付けるには、これで十分です。

Identifier

構造体識別子。 リトル エンディアンバイト順に配置0x53525346値を含む必要があります。

構造体のこの時点で、データは 16 バイトにアラインされます。

[データ型]

Jmp データ メンバーを含む、この構造体の先頭から末尾までのバイト数。

チェックサム

FsName データ メンバーから始まり、この構造体の最後のバイトで終わるバイト (Jmp および Checksum データ メンバーを除く) で計算される 2 バイトのチェックサム

要件

要件
サポートされている最小のクライアント
Windows 7 [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー
Windows Server 2008 R2 [デスクトップ アプリのみ]

こちらもご覧ください

ファイル システム認識チェックサムの計算

ファイル システムの認識

FILE_SYSTEM_RECOGNITION_INFORMATION

FSCTL_QUERY_FILE_SYSTEM_RECOGNITION