カスタム アクションの種類 51
このカスタム アクションは、書式設定されたテキスト文字列からプロパティを設定します。
条件で使われているプロパティをコンポーネントまたは機能に反映するには、このカスタム アクションをアクション シーケンスで CostFinalize アクションより前にする必要があります。
source
CustomAction テーブルの Source フィールドには、プロパティの名前または Property テーブルへのキーを含めることができます。 このプロパティは、MsiSetProperty を使って Target フィールドの書式設定された文字列によって設定されます。
Type の値
CustomAction テーブルの Type 列には、基本的な数値の種類を指定する次の値を設定します。
定数 | 16 進数 | Decimal (10 進数型) |
---|---|---|
msidbCustomActionTypeTextData + msidbCustomActionTypeProperty | 0x033 | 51 |
移行先
CustomAction テーブルの Target 列には、MsiFormatRecord で指定された機能を使って書式設定されたテキスト文字列が含まれます (数値フィールド指定子は除きます)。 置き換えるパラメーターは角かっこ [...] で囲み、プロパティ、環境変数 (% プレフィックス)、ファイル パス (# プレフィックス)、またはコンポーネント ディレクトリ パス ($ プレフィックス) を指定できます。
戻り処理オプション
カスタム アクションでは、これらのオプションは使いません。
実行スケジュール オプション
CustomAction テーブルの Type 列に、実行スケジュール オプションを指定する省略可能なフラグ ビットを設定します。 これらのオプションは、カスタム アクションの複数の実行を制御します。 オプションの説明については、「カスタム アクションの実行スケジュール オプション」をご覧ください。
スクリプト内実行オプション
カスタム アクションでは、これらのオプションは使いません。
戻り値
「カスタム アクションの戻り値」をご覧ください。
解説
いずれかのユーザー インターフェイス シーケンス テーブルでカスタム アクションを作成することにより、UI シーケンスでプライベート プロパティを設定した場合、そのプロパティは実行シーケンスでは設定されません。 実行シーケンスでプロパティを設定するには、実行シーケンス テーブルにもカスタム アクションを配置する必要があります。 または、プロパティをパブリック プロパティにして、SecureCustomProperties プロパティに含めることもできます。
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