カウンターの参照

コンピューターで定義されているパフォーマンス オブジェクトとカウンターを一覧表示するダイアログ ボックスを表示するには、 PdhBrowseCounters 関数を呼び出します。 ダイアログ ボックスを使用すると、ユーザーはパフォーマンス カウンターを参照して選択できます。 PDH_BROWSE_DLG_CONFIG構造を使用して、ダイアログ ボックスの構成を指定します。 たとえば、1 つまたは複数の選択を返すようにダイアログを構成できます。

入力時に、 szReturnPathBuffer メンバーには、ダイアログ ボックスで選択されている既定のパフォーマンス オブジェクトとカウンターが含まれます。 出力時に、バッファーには、ユーザーが選択したパフォーマンス オブジェクトとカウンターが含まれます。 pCallBack メンバーを使用して、ダイアログ ボックスによって返されるカウンター名を処理するコールバック関数を指定することもできます。

このダイアログ ボックスは 、bSingleCounterPerDialogFALSE で、ユーザーが [閉じる] ボタンをクリックした場合にPDH_DIALOG_CANCELLEDを返す可能性があるため、エラー処理でこれを考慮する必要があります。

PdhBrowseCounters 関数を使用する例については、「パフォーマンス カウンターの参照」を参照してください。

コンピューター上のパフォーマンス オブジェクトの一覧を取得するには、 PdhEnumObjects 関数を呼び出すこともできます。 パフォーマンス オブジェクトのカウンターとインスタンスの一覧を取得するには、 PdhEnumObjectItems 関数を 呼び出します。 これらの関数を使用して、ログ ファイルに含まれるパフォーマンス オブジェクトとカウンターを識別することもできます。 PdhEnumObjectItems を繰り返し呼び出すと、まず PdhEnumObjects を呼び出してパフォーマンス オブジェクトの一覧を更新するまで、カウンターとインスタンスの同じリストが返されます。 オブジェクトとカウンターを列挙する例については、「 プロセス オブジェクトの列挙」を参照してください。

データ ソースの選択

PdhSelectDataSourcePdhBrowseCounters と組み合わせて使用すると、データ ソースがリアルタイムかログ ファイルか、およびログ ファイルの場合はその名前を選択するようにユーザーに求められます。 データ ソース ダイアログを表示しない場合は、 PdhSelectDataSource を呼び出して、ファイル ブラウザー カタログのみを表示できます。 これを行うには、 PdhSelectDataSource の呼び出しの 2 番目のパラメーターとして PDH_FLAGS_FILE_BROWSER_ONLY を指定します。