他のコンポーネントからの独立

拡張エラー データは、チェーンが渡されたサーバーまたはアプリケーションが拡張エラー データを認識しない場合や、それを利用しない場合でも便利です。 このような状況に対して推奨されるアプローチについては、このセクションの最後で説明します。

拡張エラー データは、RPC を使用するアプリケーションまたはサーバーが拡張エラー情報を利用する場合に最も役立ちます。 RPC_S_* エラー コードを調査し、関連するサーバーまたはアプリケーションで拡張エラー データを使用できない場合は、次の方法を検討してください。

  • スニッフィングを取ります。

    スニッフィングを取りながらシナリオを再現します。 ワイヤのスニッフィングには、拡張エラー データが含まれます。

  • デバッガーから確認します。

    呼び出しがローカルであるか、エラーがローカルで発生したために問題のスニッフィングが機能しない場合は、エラーを返すプロセスにデバッガーをアタッチし、エラーを生成する RPC 呼び出しの直後にブレークポイントを設定します。 RPC は例外をスローすることによってエラーを示すことがよくあります。そのため、エラー 1825 (RPC_S_SEC_PKG_ERROR) を探している場合は、例外 1825 を有効にし、デバッガーがその例外で中断した場合は、スレッドの拡張エラー情報を調べます。