証明書サービス データベースの表示

ICertView インターフェイスは、証明書サービス データベースを表示するために、適切に承認されたクライアントによって使用されます。 出荷された製品の一部として、証明機関 MMC スナップインを使用して証明書サービス データベースを表示できることに注意してください。 ICertView は、プログラムによってデータベースを表示するために提供されます。 ICertView インターフェイスのサポートは、Windows XP から始まります。

適切に承認されたクライアントとは、証明書サービス データベースを表示するアクセス許可が付与されているユーザーを意味します。証明機関 MMC スナップインを使用して、データベースを表示するためのアクセスを許可または制限できます ([証明機関プロパティ] で、[セキュリティ] タブをクリックします)。 さらに、 ICertView オブジェクトを使用するには、クライアント ワークステーションに Certificate Services クライアント コンポーネントがインストールされている必要があります。

ICertView とその関連インターフェイスを使用するシナリオはさまざまですが、ICertView に基づいてクライアント アプリケーションを開発するための 1 つの可能なシーケンスを次に示します。

証明書サービス データベースを表示するには

  1. ICertView オブジェクトのインスタンスを取得したら、ICertView::OpenConnection を呼び出して、特定のコンピューター上の証明機関と通信します。
  2. ICertView::SetResultColumnCount を呼び出して、ビュー内の列数を指定します。この呼び出しは、既定のビューを指定するためにも使用されます。 呼び出しで既定のビューが指定されていない場合、呼び出し元はビューに含まれる各列について ICertView::SetResultColumn を呼び出す必要があります。
  3. 省略可能。 ICertView::SetRestriction 関数を呼び出して、データベース クエリの並べ替え条件や条件条件を指定します。 条件の条件は、より大きい、より小さい、等しいなどの修飾子に基づいてデータを取得するようにビューに通知することで構成されます。
  4. ICertView::OpenView を呼び出して、ビュー内のデータを取得します。ビューのデータは、ICertView::SetResultColumnCount によって要求された列で構成されます (既定のビューが指定されていない場合は、ICertView::SetResultColumn)。 ICertView::SetRestriction が呼び出された場合、列内のデータは並べ替えまたは修飾されます。 ICertView::OpenView は、ビューの行を列挙するために使用できる IEnumCERTVIEWROW オブジェクトを作成します。
  5. IEnumCERTVIEWROW メソッド IEnumCERTVIEWROW::EnumCertViewAttributeIEnumCERTVIEWROW::EnumCertViewColumnおよび IEnumCERTVIEWROW::EnumCertViewExtension を使用して、属性、列、拡張データを必要に応じて取得します。