DiskQuotaControl.FindUser メソッド

ボリュームのクォータ ファイルで、ユーザーのエントリを名前で検索します。

構文

DiskQuotaControl.FindUser(
  sLogonName
)

パラメーター

sLogonName

型: 文字列

ユーザーのログオン名を含む文字列値。

戻り値

ユーザーの DIDiskQuotaUser オブジェクトに評価されるオブジェクト式を返します。

解説

このメソッドは、クォータ ファイルにユーザーのエントリがない場合でも 、DIDiskQuotaUser オブジェクトを返します。 返されたユーザー オブジェクトには、警告しきい値とハード クォータ制限がボリュームの既定値に設定されています。

TranslateLogonNameToSID から返される文字列は、sLogonName パラメーターの代わりに渡すことができます。 FindUser は、SID 文字列を受け取ると、対応する SID を使用して、ボリューム上のユーザーのクォータ レコードを直接参照します。 これにより、SID 名キャッシュがバイパスされます。 指定されたログオン名とキャッシュされたログオン名の形式 (SAM 互換や UPN など) の不一致が原因で FindUser が失敗した場合は、 TranslateLogonNameToSID を使用してログオン名を SID 文字列に変換してから 、もう一度 FindUser に渡すことができます。 次の VBScript コードは、この手法を示しています。

Function Find(dqc, name)
    On Error Resume Next
    SET Find = dqc.FindUser(name)

    If Err.Number <> 0 Then
        Err.Clear
        SET Find = dqc.FindUser(dqc.TranslateLogonNameToSID(name))
    End If    

End Function

必要条件

要件
サポートされている最小のクライアント
Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー
Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ]
[DLL]
Shell32.dll (バージョン 5.0 以降)

関連項目

DiskQuotaControl オブジェクト