Provider-Specific インターフェイス
TAPI 3 では、サービス プロバイダー固有のインターフェイスの標準オブジェクトへの統合がサポートされているため、アプリケーションはプロバイダー固有の機能を利用できます。 さらに、TAPI 3 を使用すると、サービス プロバイダーは、アプリケーションが標準イベントを受信するのと同じインターフェイスを介して、ベンダー固有のイベントを COM オブジェクトとしてアプリケーションに配信できます。
TAPI では、プロバイダー固有のオブジェクトを標準オブジェクト (TAPI、Address、Terminal、Call、CallHub) と集約し、これらのプロバイダー固有のオブジェクトに不明なメソッドをディスパッチまたは委任することで、この統合を実現します。
たとえば、サービス プロバイダーは、 アプリケーションが ITCallInfo インターフェイスによって公開される以外の呼び出しに関する情報を取得できるようにする場合があります。 ベンダーは、アプリケーションがこれらの追加のクエリを実行し、そのインターフェイスを オブジェクトに実装できるようにするインターフェイスを定義する必要があります。 また、このオブジェクトはベンダー情報クエリ インターフェイスを実装して、アプリケーションで使用可能なプロバイダー固有の関数の種類を検出できるようにします。
アプリケーションが呼び出しオブジェクトへの参照を取得すると、アプリケーションは、新しいプロバイダー固有のインターフェイスとそのメソッドを、呼び出しオブジェクト自体によって実装されたかのように使用できます。
すべての標準 MSP インターフェイスの一覧については、「 Media Service Provider Interface (MSPI) リファレンス」を参照 してください。
IPConf MSP に固有のすべてのインターフェイスの一覧については、「IPConf MSP インターフェイス」を参照してください。