タスクの繰り返し

タスク スケジューラは、トリガーが起動された後、何度でもタスクを実行できます。 これを行うために、トリガーはタスクの繰り返しを継続する期間と各タスクの繰り返しの時間間隔をタスク スケジューラに伝える繰り返しパターンを定義します。

繰り返しパターン

次の図は、期間が 60 分、間隔が 25 分の繰り返しパターンを示しています。 この場合、タスク スケジューラは、トリガーが発生したときにタスクを実行し、25 分後にタスクを再度実行してから、IRepetitionPattern の StopAtDurationEnd プロパティ (スクリプトの場合は RepetitionPattern.StopAtDurationEnd) の設定に応じて、50 分後にタスクを再度実行することに注意してください。 StopAtDurationEnd プロパティが True に設定されている場合、タスク スケジューラは、タスクが 60 分後も実行されている場合、タスクの最後のインスタンスを停止します。 StopAtDurationEnd プロパティが False に設定されている場合、タスクの最後のインスタンスは期間に関係なく実行されます。

trigger repetition pattern

繰り返し間隔が 1 分で、繰り返し期間が 4 分のトリガーを含むタスクを登録すると、タスクは 5 回開始されます。 5 つの繰り返しは、次のパターンで定義できます。

  1. タスクは最初の 1 分の先頭から開始されます。
  2. 次のタスクは、最初の 1 分の終わりに開始されます。
  3. 次のタスクは、2 分目の終わりに開始されます。
  4. 次のタスクは、3 分目の終わりに開始されます。
  5. 次のタスクは、4 分目の終わりに開始されます。

Windows Server 2003、Windows XP、Windows 2000: 繰り返し間隔が 1 分で、繰り返し期間が 4 分のトリガーを含むタスクを登録すると、タスクは 4 回開始されます。

オブジェクト、インターフェイス、および XML 要素

スクリプト開発の場合、繰り返しパターンは、RepetitionPattern オブジェクトを使用して定義されます。

C++ 開発の場合、繰り返しパターンは、IRepetitionPattern インターフェイスによって定義されます。

タスクの XML の読み取りまたは書き込みを行う場合、繰り返しパターンは繰り返し要素で指定されます。

タスク トリガー