MDI クライアント ウィンドウ (MSAA UI 要素リファレンス)

マルチ ドキュメント インターフェイス (MDI) は、Windows 用に記述されたアプリケーションの標準ユーザー インターフェイスを定義する仕様です。 MDI アプリケーションを使用すると、ユーザーは一度に複数のドキュメントを操作できます。

MDI アプリケーションには、フレーム ウィンドウ、クライアント ウィンドウ、および多数の子ウィンドウの 3 種類のウィンドウがあります。 フレーム ウィンドウは、アプリケーションのメイン ウィンドウに似ていて、クライアント ウィンドウを囲みます。 クライアント ウィンドウはフレーム ウィンドウの子であり、子ウィンドウの背景として機能します。 クライアント ウィンドウでは、ドキュメントが表示される子ウィンドウの作成と操作もサポートされます。

MDI クライアント ウィンドウのウィンドウ クラス名は "MDIClient" です。

IAccessible メソッド

MDI クライアント ウィンドウでは、次の IAccessible メソッドがサポートされています。

IAccessible プロパティ

MDI クライアント ウィンドウでは、次の IAccessible プロパティが サポートされています。

プロパティ 説明
get_accChildCount ChildCount プロパティは、ドキュメントが表示される子ウィンドウの数です。
get_accFocus
get_accName Name プロパティは "Workspace" です。
get_accParent Parent プロパティは MDI フレーム ウィンドウです。
get_accRole Role プロパティがROLE_SYSTEM_CLIENT
get_accSelection
get_accState State プロパティは、次の 1 つ以上のの組み合わせです。STATE_SYSTEM_INVISIBLE STATE_SYSTEM_UNAVAILABLE | | STATE_SYSTEM_FOCUSED | STATE_SYSTEM_FOCUSABLE

IAccessible インターフェイス