インターネット エクスプローラーを使用した IPv6 Web サイトへのアクセス

Microsoft Internet エクスプローラー では、次の状況が満たされた場合に IPv6 を使用して IPv6 対応サイト (Web サーバーや FTP サーバーなど) に接続してアクセスできます。

  • インターネット エクスプローラーを実行しているホスト コンピューターには、IPv6 がインストールされ、有効になっている必要があります。
    • ローカル サブネットの外部にあるホストに接続する場合、接続を提供するインターフェイスには、ルーティング可能な IPv6 アドレスが割り当てられている必要があります。
    • IPv6 ループバック アドレス (::1) またはリンクローカル宛先に接続する場合、ルーティング可能な IPv6 アドレスは必要ありません。
  • 要求された URL に名前 (www.contoso.comたとえば) が含まれている場合、その名前のドメイン ネーム システム (DNS) クエリは、1 つ以上の IPv6 アドレスを返す必要があります。
  • 要求された URL に IPv6 アドレス (::1 など) が含まれている場合、IPv6 アドレスは角かっこ (https://[::1]) で囲む必要があります。 スコープ ID (ゾーン インデックスとも呼ばれます) は、IPv6 アドレスの一部としてサポートされています。 スコープ ID は、複数のネットワーク インターフェイスを持つコンピューターで要求を送信するときに使用するネットワーク インターフェイスを決定するために使用されます。 スコープ ID は、メイン IPv6 アドレス (fe80::1%11 など) の後に '%' 文字を使用して指定します。 ただし、インターネット エクスプローラーで使用される URL では、'%' 文字をエスケープする必要があります。 たとえば、リンク ローカル アドレスのスコープ ID 11 は、インターネット エクスプローラーを使用する場合、https://[fe80::1%2511] として指定されます。 URL で IPv6 アドレスを使用するこの機能は、インターネット エクスプローラー 7 以降でサポートされています。

Note

インターネット エクスプローラーがプロキシ サーバーを使用するように構成されている場合、プロキシ サーバーには IPv6 アドレスが割り当てられている必要があり、プロキシ サーバーは IPv6 アドレスをプロキシできる必要があります。 プロキシ サーバーは、IPv6 を使用して外部ホストに接続するために使用されます。 プロキシ サーバーは、通常、IPv6 ループバック アドレスと IPv6 リンク ローカル アドレスに対してバイパスされます。