Cancel 要素 (XMLA)

現在実行中のコマンドの Analysis Services インスタンスをキャンセルします。

構文

  
<Command>  
   <Cancel>  
      <ConnectionID>...</ConnectionID>  
      <SessionID>...</SessionID>  
      <SPID>...</SPID>  
      <CancelAssociated>...</CancelAssociated>  
   </Cancel>  
</Command>  

要素の特性

特徴 説明
データ型と長さ なし
既定値 なし
カーディナリティ 0-n : 省略可能な要素で、出現する場合は複数回の出現が可能です

要素の関係

リレーションシップ 要素
親要素 コマンド
子要素 CancelassociatedConnectionIDSessionIDSPID

注釈

Cancelコマンドは、セッションのコンテキスト内で現在実行中のコマンドを取り消します。 クライアント アプリケーションがセッションをまだ要求していない場合は、コマンドをキャンセルできません。

Batchコマンドの実行中にCancelコマンドを実行すると、バッチコマンド全体が取り消されます。 バッチコマンドがトランザクションであった場合、 batchコマンドに含まれるすべてのコマンドがロールバックされます。 バッチコマンドがトランザクションではない場合、 Cancelコマンドを実行したときに実行されていたバッチコマンドに含まれるコマンドだけがロールバックされます。 既に実行されている非トランザクション バッチ コマンド内のコマンドはロールバックされません。

通常、 cancel コマンドは、現在アクティブなセッションでコマンドの実行を取り消すために使用されます。 その場合は、 Cancel コマンドの子要素を指定する必要はありません。 また、管理者は、 cancel コマンドを使用して、現在アクティブなセッション以外の接続またはセッションで実行されているコマンドを取り消すこともできます。 特定のデータベースの管理者権限を持つロールのメンバーは、そのデータベースに該当する接続やセッションでのコマンドをキャンセルできます。サーバー管理者は、特定の Analysis Services インスタンスに関連した接続やセッションでのコマンドをキャンセルできます。

Analysis Services インスタンスの現在の接続とセッションに関する情報を取得するには、 Discover メソッドを実行して、DISCOVER_CONNECTIONS および DISCOVER_SESSIONS スキーマ行セットをそれぞれ要求します。 特定のデータベースの管理者権限を持つロールのメンバーは、DISCOVER_SESSIONS スキーマ行セットの SESSION_CURRENT_DATABASE 制限列の中でそのデータベースを指定することにより、特定のデータベースに関連したセッションだけを返すことができます。 Discoverメソッドの詳細については、「 DISCOVER メソッド (XMLA)」を参照してください。