Azure Container Apps の .NET Aspire ダッシュボードを使用してリアルタイムのアプリ データを読み取る (プレビュー)
.NET Aspire ダッシュボードでは、環境レベルとアプリ単体レベルの両方について、アプリの実行状況に関する情報が得られます。これは、異常の検出とエラーのデバッグをリアルタイムで行うのに役立ちます。 ダッシュボードには、プロジェクトに含まれるすべての Container Apps のデータが、どの言語やランタイムを使用しているかに関係なく表示されます。
.NET Aspire ダッシュボードで生成されたトレース視覚化のスクリーンショットを以下に示します。
ダッシュボードを有効にする
ヒント
ポータルを使用する選択肢もありますが、ダッシュボードを有効にする操作については、azd で実行することをおすすめします。 ポータルの使用時に問題が発生した場合は、Container Apps GitHub リポジトリ内にイシューを作成してください。
以下の手順を実行すると、既にある任意のコンテナー アプリに対して .NET Aspire ダッシュボードを有効にすることができます。
Azure ポータルにアクセスします。
コンテナー アプリの [概要] ウィンドウを開きます。
[.NET Aspire ダッシュボード] ラベルを見つけ、[有効にする] リンクを選択します。
.NET Aspire ダッシュボードの設定ウィンドウが開きます。
[.NET Aspire ダッシュボード] ラベルの横にある [有効] チェック ボックスをオンにします。
.NET Aspire ダッシュボードの URL が表示されます。
ダッシュボードの URL を選択します。
以下のコマンドを実行すると、既にある任意のコンテナー アプリ環境に対して .NET Aspire ダッシュボードを有効にすることができます。
az containerapp env dotnet-component create \
--environment <ENVIRONMENT_NAME> \
--name <CONTAINER_APP_NAME> \
--resource-group <RESOURCE_GROUP_NAME>
create
コマンドはダッシュボードの URL を返します。この URL はブラウザーで開くことができます。
以下の手順を実行すると、既にある任意のコンテナー アプリに対して .NET Aspire ダッシュボードを有効にすることができます。
dotnet new aspire-starter
azd init --location westus2
azd config set aspire.dashboard on
azd up
up
コマンドはダッシュボードの URL を返します。この URL はブラウザーで開くことができます。
トラブルシューティング
ダッシュボードの有効化で問題が発生した場合は、以下の項目を参照してください。
ポータルからダッシュボードがアクティブ化されるまでには、最大 2 分かかる場合があります。 準備が整う前にダッシュボードに移動しようとすると、サーバーから
404
または421
エラーが返されます。421
"Misdirected Request" エラーが発生した場合は、ブラウザー ウィンドウを閉じ、数分待ってからもう一度やり直してください。ダッシュボードにアクセスするとき、"要求されたリソースでユーザーを認証できませんでした" という内容の認証エラーが表示される場合があります。
この問題を解決するには、Container Apps 環境に対する Microsoft.App/managedEnvironments/write アクセス許可、共同作成者ロール、または所有者ロールを付与してください。