Azure DevTest Labs でキー コンテナーにシークレットを格納する

Azure DevTest Labs を使用するときに、複雑なシークレットを入力しなければならない場合があります。 シークレットの例としては、Windows VM のパスワード、Linux VM のパブリック SSH キー、成果物を通じて Git リポジトリをクローンするための個人用アクセス トークンがあります。 通常、シークレットは長いランダムな文字列です。 シークレットの入力は面倒で、特に同じシークレットを複数回使用する場合は注意が必要です。

この問題を解決してシークレットを安全な場所に保管するために、DevTest Labs では Azure Key Vault へのシークレットの格納をサポートしています。 ユーザーが初めてシークレットを保存するとき、DevTest Labs がラボと同じリソース グループに自動的にキー コンテナーを作成して、そこにシークレットを格納します。 DevTest Labs では、ユーザーごとに個別のキー コンテナーが作成されます。

キー コンテナーにシークレットを作成するには、ラボ ユーザーが事前にラボ仮想マシンを作成しておく必要があります。 この要件は、DevTest Labs がラボ ユーザーを有効なユーザー ドキュメントに関連付ける必要があるためです。 その後、ユーザーが各自のキー コンテナーにシークレットを作成して格納できるようになります。

Azure Key Vault にシークレットを保存する

Azure Key Vault にシークレットを保存するには、次の手順を実行します。

  1. 左側のメニューの [自分のシークレット] を選択します。

  2. シークレットの名前を入力します。 仮想マシン、数式、または環境の作成時に、この名前がドロップダウン リストに表示されます。

  3. としてシークレットを入力します。

    シークレットの格納を示すスクリーンショット。

Azure Key Vault からシークレットを使用する

仮想マシン、数式、または環境を作成するためにシークレットを入力する際は、シークレットを手動で入力するか、保存したシークレットをキー コンテナーから選択できます。 キー コンテナーに格納されたシークレットを使用するには、次の操作を実行します。

  1. [保存されているシークレットを使用する] を選択します。

  2. [シークレットの選択] のドロップダウン リストからシークレットを選択します。

    VM の作成時におけるシークレットの使用を示すスクリーンショット。

Azure Resource Manager テンプレートでシークレットを使用する

次の例に示すように、仮想マシンの作成に使用する Azure Resource Manager テンプレートでシークレット名を指定できます。

数式または環境におけるシークレットの使用を示すスクリーンショット。

次のステップ