MQSeries アダプターのカスタム ヘッダー

MQSeries メッセージで使用されるヘッダー構造が原因で、使用するカスタム ヘッダーの管理が必要になります。 カスタム ヘッダーは、MQSeries ヘッダーの処理に影響を与えないように、メッセージ本文の一部にする必要があります。 自動的に昇格されたプロパティは降格させないようにしてください。 自動的に昇格されるプロパティの詳細については、「 MQSeries アダプターのプロパティ」を参照してください。

上記の内容から、カスタム ヘッダーをメッセージ本文に組み込むには、追加処理が必要です。 1 つの解決策は、カスタム ヘッダーをアプリケーションのパイプラインで処理することです。 受信パイプラインでは、カスタム ヘッダー情報を抽出し、その情報をコンテキスト プロパティとして昇格させます。 同様に、送信パイプラインでは、カスタム ヘッダーに対応するコンテキスト プロパティを取得し、それらのプロパティをメッセージ本文内に降格させます。

パイプライン コンポーネントでカスタム ヘッダーを使用する例については、「MQSSendPipelineComponent (BizTalk Server サンプル)」を参照してください。

参照

MQSeries アダプター プロパティ