BAM 定義について

BAM 定義は、BAM 監視モデルの XML 表現で、監視するビジネス プロセスの概要を定義したものです。 監視モデル (つまり BAM 定義) の主要部分は、マイルストーン、収集するデータ イベント (BAM アクティビティ)、データ収集の説明、および情報をユーザー (BAM ビュー) に表示する方法で構成されています。

Note

BAM スキーマに準拠した XML ファイルを手作業で作成することはできますが、定義が検証されないので BAM 定義を作成する方法としてはお勧めしません。

BAM 定義には、次の項目を含めることができます。

  • ビジネス アクティビティ : 有効な BAM 定義には、ビジネス アクティビティ (BAM アクティビティ) が含まれている必要があります。 その他の項目はすべて省略できます。 定義にビジネス アクティビティを追加する方法については、「ビジネス アクティビティ を定義する方法」を参照してください。

  • ビュー : ビジネス アクティビティで定義されたデータにアクセスできるユーザーを定義します。 ビューは、フィルター処理されたデータ、フィルター処理されたデータの集計、およびフィルター処理されたデータの表示方法 (ピボットグラフ レポートなど) で構成されます。 BAM では、1 つのアクティビティに対して複数のビューを定義できます。

    ビューでは、次のビジネス プロセスを定義できます。

    • エイリアスに基づいたビジネス データ : エイリアスを使用することで、データ項目にフレンドリ名を適用することができます。 たとえば、開発者は "LName" という名前のデータ項目を定義できます。 BAM ライブ データを表示するときに "LName" が "Last Name" として表示されるようにエイリアスを作成できます。 エイリアシングの詳細については、「 ビュー アイテムの名前を変更する方法」を参照してください。

    • 期間 : アクティビティを監視する期間です。

    • マイルストーン グループ : 一連のビジネス マイルストーンです。 グループを使用して、ある期間のビジネス マイルストーンの開始または終了のいずれかを表すことができます。

    • 集計 - これらは、リアルタイム集計 (RBA) またはスケジュールされた集計 (オンライン分析処理 (OLAP とも呼ばれます)) のいずれかであり、次の項目で構成されます。

  • メジャー : Analysis Services (OLAP) キューブのファクト テーブルの列に基づいた OLAP キューブに格納されている数値のセットです。

  • 進捗ディメンション : 処理中のアクティビティの進捗状況に関する集計を作成する場合に使用します。

  • データ ディメンション : 集計を分類する場合に使用します。 データ ディメンションは、BAM アクティビティに含まれている文字列型のデータ項目に基づいています。

  • 時間ディメンション : 定義済みの時間単位の集計を作成する場合に使用します。

  • 数値範囲ディメンション : 特定の数値範囲のフレンドリ名に基づいた集計を分類する場合に使用します。

    BAM 定義には、ビューで定義した警告の定義を含めることができます。 また、ピボットテーブル レイアウトも含めることができます。 BAM 定義を展開すると、ライブ ビジネス データを含むピボットテーブル レポートは、Excel のライブ データ ブックまたは BAM ポータルを使用して表示することができます。

Note

Excel 用 BAM アドインを使用して作成された BAM 定義には、アラートを含めることはできません。

参照

Excel でのビジネス アクティビティとビジネス ビューの定義
BAM ポータル
BAM 動的インフラストラクチャ