AVERAGEA
列の値の平均 (算術平均) を返します。 テキストと数値以外の値を処理します。
構文
AVERAGEA(<column>)
パラメーター
用語 | 定義 |
---|---|
列 | 平均を求める値を含む列。 |
戻り値
10 進数。
解説
AVERAGEA は、列を受け取り、その中に含まれる数値を平均する関数ですが、この関数を使用すると、次の規則に従って数値以外のデータ型も処理できます。
- TRUE に評価される値は 1 と見なされます。
- FALSE に評価される値は 0 (ゼロ) と見なされます。
- 数値以外のテキストを含む値は、0 (ゼロ) と見なされます。
- 空のテキスト ("") は 0 (ゼロ) と見なされます。
計算の一部として参照に論理値と数値のテキスト表現を含めない場合は、AVERAGE 関数を使用します。
集計する行がない場合、この関数からは空白が返されます。 しかし、行があり、そのいずれもが指定した条件を満たさない場合、この関数では 0 が返されます。 条件を満たす行が見つからない場合、Microsoft Excel でも 0 が返されます。
この関数は、計算列または行レベルのセキュリティ (RLS) ルールで使用される場合、DirectQuery モードでの使用はサポートされません。
例
次の例では、次のようなテーブルがある場合に、参照されている列の空白でないセルの平均を返します。 AVERAGE 関数を使用した場合、平均は 21/2 です。AVERAGEA 関数を使用すると、結果は 22/5 です。
トランザクション ID | 金額 | 結果 |
---|---|---|
0000123 | 1 | 1 と見なされます |
0000124 | 20 | 20 と見なされます |
0000125 | 該当なし | 0 と見なされます |
0000126 | 0 と見なされます | |
0000126 | TRUE | 1 と見なされます |
= AVERAGEA([Amount])