EvaluationContext クラス

定義

派生クラスでオーバーライドされると、評価された承認ポリシーの結果を表します。

public ref class EvaluationContext abstract
public abstract class EvaluationContext
type EvaluationContext = class
Public MustInherit Class EvaluationContext
継承
EvaluationContext

注釈

クレームは、承認ポリシーによって EvaluationContext に追加されます。 承認ポリシーは、セキュリティ トークンで見つかるものなどのクレーム セットを取得し、現在のセットに基づいて新しいクレームを追加します。 たとえば、承認ポリシーは、生年月日を含むクレームを評価し、ユーザーが 21 歳を超えていることを表明するクレームを追加して、EvaluationContext に Over21 クレームを追加する、といったことを行います。

IAuthorizationPolicy インターフェイスを実装するクラスはユーザーの承認を行いませんが、ServiceAuthorizationManager クラスで承認を行うことができます。 ServiceAuthorizationManager は、有効な各承認ポリシーの Evaluate メソッドを呼び出します。 Evaluate メソッドは、現在のクレームに基づいて、ユーザーに別のクレームを追加する必要があるかどうかを判断します。 承認ポリシーの Evaluate メソッドは、他の承認ポリシーによってクレームが EvaluationContext に追加されるたびに、複数回呼び出される場合があります。 有効なすべての承認ポリシーの実行後、ServiceAuthorizationManager クラスは最後のクレーム セットに基づいて承認決定を行います。 次に、ServiceAuthorizationManager クラスは、こうした承認決定を反映した不変のクレーム セットを含む AuthorizationContext を作成します。

評価コンテキストには、ClaimSet オブジェクトのセット、評価コンテキストの有効期間を指定する有効期限、および一意の識別子が含まれます。

コンストラクター

EvaluationContext()

EvaluationContext クラスの新しいインスタンスを初期化します。

プロパティ

ClaimSets

評価済みの承認ポリシーによって追加されたクレームを格納する ClaimSet オブジェクトの読み取り専用コレクションを取得します。

Generation

評価コンテキストにクレームが追加された回数を取得します。

Properties

この EvaluationContext と関連付けられているクレーム以外のプロパティのコレクションを取得します。

メソッド

AddClaimSet(IAuthorizationPolicy, ClaimSet)

評価コンテキストにクレーム セットを追加します。

Equals(Object)

指定されたオブジェクトが現在のオブジェクトと等しいかどうかを判断します。

(継承元 Object)
GetHashCode()

既定のハッシュ関数として機能します。

(継承元 Object)
GetType()

現在のインスタンスの Type を取得します。

(継承元 Object)
MemberwiseClone()

現在の Object の簡易コピーを作成します。

(継承元 Object)
RecordExpirationTime(DateTime)

この EvaluationContext が有効ではなくなる日時を設定します。

ToString()

現在のオブジェクトを表す文字列を返します。

(継承元 Object)

適用対象