(ITA) 固定資産の処分後にイタリアの固定資産帳簿レポートを生成する

適用: Microsoft Dynamics AX 2012 R3, Microsoft Dynamics AX 2012 R2, Microsoft Dynamics AX 2012 Feature Pack, Microsoft Dynamics AX 2012

イタリアの法律に従って、資産が売却または仕損されるときに、資産の値は、イタリア固定資産帳簿レポートの [期間の処分] 列に印刷されます。資産は、処分後は、レポートには含まれません。

イタリアの固定資産帳簿レポートを印刷するには、次の作業を行います。:

  • 資産を取得します。

  • 資産を減価償却します。

  • 資産を処分または仕損します。

前提条件

資産を取得する前に、次の情報を設定します。

作業

条件

相互参照

減価償却プロファイルの設定

減価償却がそれぞれ 50% の、2 つの手動によるスケジュールを使用した手動の減価償却方法を作成します。

価値モデルの設定

  • 転記階層を [現在] として選択します。

  • 減価償却プロファイルを選択します。

価値モデルの設定

固定資産グループの設定

  • 価値モデルを選択します。

  • 耐用年数を 2 年として指定します。

固定資産グループの設定

固定資産の作成

固定資産グループを選択します。

固定資産 (フォーム)

固定資産の取得

資産を取得するとき、請求仕訳帳の作成と転記が減価償却のために必要です。詳細については、「固定資産トランザクションの入力のためのオプションについて」および「調達によって取得される資産について」を参照してください。

一般会計 >設定 >仕訳帳 >仕訳帳名 をクリックします。 このフォームを使用して、資産を取得する前に仕訳帳名を作成し、[仕訳帳タイプ] を [仕入先請求記録] として指定します。詳細については、「仕訳帳の名前の設定 (フォーム)」を参照してください。

  1. 買掛金管理 >仕訳帳 >請求書 >請求仕訳帳 をクリックします。

  2. Ctrl + N キーを押して、新しい仕訳行を作成します。詳細については、「仕訳帳ヘッダー (フォーム)」を参照してください。

  3. [名前] フィールドで取得仕訳名を選択し、[明細行] をクリックして [仕訳伝票] フォームを開きます。詳細については、「仕訳帳の伝票・請求書仕訳帳 (フォーム)」を参照してください。

  4. [日付] フィールドに、転記日付を入力します。伝票番号が生成されて、[伝票番号] フィールドに表示されます。

  5. [勘定タイプ] フィールドと [勘定] フィールドで、[仕入先] を選択し、その後、固定資産を購入した仕入先の勘定を選択します。

  6. [請求書] フィールドと [貸方] フィールドに、請求書番号と購入金額を入力します。

  7. [相手勘定タイプ] と [相手勘定] フィールドで、[固定資産] を選択し、固定資産の番号を入力します。

  8. [検証] > [検証] をクリックして、仕訳帳を検証します。

  9. [転記 > 転記] をクリックして仕訳帳を転記します。

  10. フォームを閉じて、変更を保存します。

固定資産の減価償却

  1. 固定資産 >仕訳帳 >減価償却簿仕訳帳 をクリックします。

  2. Ctrl + N キーを押して新しい行を作成します。詳細については、「減価償却簿仕訳帳 (フォーム)」を参照してください。

  3. [名前] フィールドで関連する仕訳名を選択し、[明細行] をクリックして [仕訳帳明細行] フォームを開きます。詳細については、「仕訳帳明細行 (フォーム)」を参照してください。

  4. [提案]、[償却提案] の順にクリックして、"償却提案" フォームを開きます。

  5. [終了日] フィールドに、固定資産の減価償却計算の終了日を入力します。

  6. [選択] をクリックして、固定資産番号、固定資産グループ、減価償却簿、または減価償却に基づいて情報をフィルタ処理し、[OK] をクリックします。

  7. "償却提案" フォームで、[OK] をクリックします。減価償却の詳細が仕訳帳に表示されます。

  8. [検証] をクリックして、仕訳帳を検証します。

  9. [転記]、[転記] を続けてクリックして、原価償却トランザクションを転記します。

  10. フォームを閉じて、変更を保存します。

固定資産の処分

  1. 売掛金管理 >共通 >自由書式の請求書 >すべての自由書式の請求書 をクリックします。

  2. Ctrl + N キーを押して新しい行を作成します。詳細については、「キー タスク : 自由書式の請求書」を参照してください。

  3. [顧客 ID] フィールドで、資産の販売先の顧客の勘定番号を選択します。

  4. [請求先/元 ID] フィールドで、請求の対象となる顧客の勘定番号を選択します。

  5. [日付] フィールドで、請求日を選択します。

  6. [明細行の詳細] タブをクリックし、[請求書テキスト] フィールドに請求書の説明を入力します。

  7. [固定資産番号] フィールドで、売却の対象の固定資産を選択します。

  8. [転記] をクリックして、"自由書式の請求書の転記" フォームを開きます。

  9. [転記] チェック ボックスをオンにし、[OK] をクリックして、自由書式の請求書を転記します。

  10. フォームを閉じて、変更を保存します。

固定資産の仕損

  1. 固定資産 >仕訳帳 >減価償却簿仕訳帳 をクリックします。

  2. Ctrl + N キーを押して新しい行を作成します。詳細については、「減価償却帳簿仕訳帳の作成」を参照してください。

  3. [名前] フィールドで関連する仕訳名を選択し、[明細行] をクリックして [仕訳帳明細行] フォームを開きます。

  4. [日付] フィールドに、トランザクションの日付を入力します。

  5. [トランザクション タイプ] フィールドで、[処分 - 仕損] を選択します。

  6. [固定資産番号] フィールドで、仕損の対象の固定資産の番号を選択します。

  7. [減価償却簿] フィールドで、固定資産の減価償却簿を選択します。

  8. [借方] フィールドに、仕損金額を入力します。

  9. [検証] をクリックして、仕訳帳を検証します。

  10. [転記]、[転記] を続けてクリックして、資産を仕損するトランザクションを転記します。

  11. フォームを閉じて、変更を保存します。

  12. 固定資産 >レポート >トランザクション >イタリアの固定資産帳簿 をクリックします。 詳細については、「(ITA) Fixed asset book report (AssetDepreciationLedger_IT)」を参照してください。

  13. [前年度の決算日付] フィールドと [今年度の決算日付] フィールドで、前年の会計年度の終了日と、現在の会計年度の終了日を選択して、[イタリアの固定資産帳簿] レポートを生成します。

  14. 資産帳簿に関する詳細情報を含める場合は、[詳細ポイント] チェック ボックスをオンにします。

  15. [OK] をクリックしてレポートを生成します。

    注意

    売却または仕損した固定資産の金額が、レポートの [期間内の廃棄] 列に表示されます。次年度のレポートを生成して、その資産がレポートに含まれていないことを確認します。