データ サイエンスのロールと権限

この記事では、機械学習モデルおよび実験に関する Microsoft Fabric の権限と、それらの権限をユーザーが取得する方法について説明します。

Note

Microsoft Fabric にワークスペースを自分で作成したか、ワークスペースの管理者またはメンバーのロールを持っている場合は、他のユーザーに別のロールを割り当てることでアクセス権を付与できます。 ワークスペースの詳細と、ワークスペースへのアクセス権をユーザーに付与する方法については、記事「ワークスペース」および「ワークスペースへのアクセス権をユーザーに付与する」を参照してください。

機械学習実験に関する権限

Microsoft Fabric で機械学習実験へのアクセスを制御する権限のレベルを、次の表に示します。

権限 説明
既読 機械学習実験の読み取りをユーザーに許可します。
機械学習実験内の実行を参照することをユーザーに許可します。
実行メトリックとパラメーターを参照することをユーザーに許可します。
実行ファイルの参照とダウンロードをユーザーに許可します。
書き込み 機械学習実験の作成をユーザーに許可します。
機械学習実験の変更または削除をユーザーに許可します。
機械学習実験に実行を追加することをユーザーに許可します。
実験の実行をモデルとして保存することをユーザーに許可します。

機械学習モデルに関する権限

Microsoft Fabric で機械学習モデルへのアクセスを制御する権限のレベルを、次の表に示します。

権限 説明
既読 機械学習モデルの読み取りをユーザーに許可します。
機械学習モデル内のバージョンを参照することをユーザーに許可します。
モデル バージョンのメトリックとパラメーターを参照することをユーザーに許可します。
モデル バージョン ファイルの参照とダウンロードをユーザーに許可します。
書き込み 機械学習モデルの作成をユーザーに許可します。
機械学習モデルの変更または削除をユーザーに許可します。
機械学習モデルにモデル バージョンを追加することをユーザーに許可します。

ワークスペース ロールによって取得される権限

次の表で説明するように、ワークスペースのユーザー役割では、ワークスペース内のデータセットに対するアクセス許可が暗黙的に付与されます。

管理者 メンバー 共同作成者 Viewer
読み取り
書き込み

Note

ロールは、個別のユーザーに割り当てるか、セキュリティ グループ、Microsoft 365 グループ、配布リストに割り当てることができます。 Microsoft Fabric のワークスペース ロールの詳細については、「ワークスペースのロール」を参照してください。