OpenAI、コミュニケーション、組織のデータ機能を基幹業務アプリに統合する

レベル: 中間

このチュートリアルでは、Azure OpenAI、Azure Communication Services、および Microsoft Graph/Microsoft Graph Toolkit を基幹業務 (LOB) アプリケーションに統合して、ユーザーの生産性を向上させ、ユーザー エクスペリエンスを向上させ、LOB アプリを次のレベルに引き上げる方法について説明します。

  • AI: ユーザーが自然言語で質問し、データベースのクエリに使用できる SQL に回答を変換したり、ユーザーが電子メールや SMS メッセージを自動的に生成するために使用できるルールを定義したり、自然言語を使用して独自のカスタム データ ソースからデータを取得する方法を学習したりできます。 これらの機能には Azure OpenAI が使用されます。
  • コミュニケーション: Azure Communication Servicesを使用して、顧客へのアプリ内通話とEmail/SMS 機能を有効にします。
  • 組織データ: ユーザーがコンテキストの切り替えを回避するために顧客と連携する場合に必要な関連する組織データ (ドキュメント、チャット、メール、予定表イベント) を取り込みます。 この種の組織データへのアクセスを提供すると、必要な特定のデータと機能がアプリで直接提供されるため、ユーザーが Outlook、Teams、OneDrive、その他のカスタム アプリ、電話などに切り替える必要がなくなります。 この機能には、Microsoft Graph と Microsoft Graph Toolkit が使用されます。

アプリケーションは、ユーザーが顧客と関連データを管理できるシンプルな顧客管理アプリです。 これは、TypeScript を使用して構築されたフロントエンドで構成され、バックエンド API を呼び出してデータの取得、AI 機能の操作、電子メール/SMS メッセージの送信、組織データの取得を行います。 このチュートリアルで説明するアプリケーション ソリューションの概要を次に示します。

Microsoft Cloud シナリオの概要

このチュートリアルでは、必要な Azure および Microsoft 365 リソースを設定するプロセスについて説明します。 また、AI、通信、組織のデータ機能を実装するために使用されるコードについても説明します。 コードをコピーして貼り付ける必要はありませんが、いくつかの演習では、さまざまなシナリオを試すためにコードを変更する必要があります。

このチュートリアルで構築する内容

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前提条件

このチュートリアルで使用される Microsoft Cloud Technologies

  • Microsoft Entra ID
  • Azure Communication Services
  • Azure OpenAI Service
  • Microsoft Graph
  • Microsoft Graph Toolkit