プロバイダーのデバッグ

Outlook Social Connector (OSC) プロバイダーをデバッグするには、いくつかの方法があります。

  • Outlook の Office Fluent ユーザー インターフェイスまたはサポートされている Office クライアント アプリケーションのリボン コンポーネントでデバッグ コマンドを使用すると、OSC がさまざまなアクションを実行します。

  • Fiddler を使用して、ソーシャル ネットワークとその OSC プロバイダー間で送信される API 呼び出しと XML をトレースする

デバッグ ボタン

OSC プロバイダーの拡張機能は、OSC プロバイダーをデバッグする機能を提供します。 プロバイダーをデバッグするには、キーの下SocialConnectorの Windows レジストリに DWORD 型の値を作成DebugProvidersし (次の行に示すように)、値を 1 に設定しますDebugProviders

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\Outlook\SocialConnector

既定では、プロバイダー のデバッグはオフです。 値が DebugProviders 存在しない場合、または存在し、値が 0 に設定されている場合、プロバイダー のデバッグはオフになります。

プロバイダー のデバッグが有効になっている場合、エラーが発生したときに詳細なエラー情報を含むアラート ダイアログ ボックスが表示され、OSC プロバイダー XML スキーマに対して OSC プロバイダー XML が検証されます。 XML 文字列に指定された名前空間に基づいて、OSC 1.0 を使用して開発された OSC プロバイダーは、OSC 1.0 スキーマ ファイル OutlookSocialProvider.xsd に対して検証されます。 OSC 1.1 以降を使用して開発された OSC プロバイダーは、スキーマ ファイル OutlookSocialProvider_1.1.xsd に対して検証されます。 値を DebugProviders 使用すると、特定のプロバイダーではなく、読み込まれたすべてのプロバイダーに対してデバッグ アラートが表示されます。

プロバイダーのデバッグに役立つデバッグ ボタンを表示するには、キーの下の Windows レジストリで DWORD 型の値をSocialConnector作成ShowDebugButtonsし、値を 1 に設定しますShowDebugButtons。 デバッグ コマンド バー ボタンを非表示にするには、値を ShowDebugButtons 0 に設定します。

Office 2013 以降の Outlook 2010 およびクライアント アプリケーションの場合、デバッグ ボタンはエクスプローラー リボンの [ アドイン ] タブに表示されます。 Outlook 2007 と Outlook 2003 の場合、Outlook エクスプローラー ウィンドウの標準コマンド バーにデバッグ ボタンが表示されます。

次の表では、デバッグ ボタンについて説明します。

[デバッグ] ボタン Function
連絡先の同期
OSC が OSC プロバイダーにキャッシュされた連絡先のみを要求します。
GAL 同期
OSC が Exchange グローバル アドレス一覧から Outlook 連絡先にデータを設定します。
カテゴリ キャッシュの無効化
アクティビティ フィードが更新されると、OSC によって各ストアのカテゴリ リストが再読み込みされます。

Fiddler

Fiddler は、プロバイダーからソーシャル ネットワークに送信される API 呼び出しと、ソーシャル ネットワークからプロバイダーに送信される XML をチェックするための、ネットワーク経由のデバッグ ツールです。 Fiddler は、 Fiddler Web デバッグ プロキシでダウンロードできます。

関連項目