OSC XML スキーマによるプロバイダーの開発

Outlook Social Connector (OSC) プロバイダー XML スキーマは、ネットワークの OSC プロバイダーを介してソーシャル ネットワークから OSC に渡される大量の情報の形式を定義します。 XML スキーマを使用すると、OSC プロバイダーは、3 つのメイン要素、機能、フレンド、activityFeed、およびその子要素を使用して、ソーシャル ネットワーク上のプロバイダー、フレンド、およびアクティビティ フィード項目の機能を指定できます。 OSC プロバイダーは、OSC プロバイダーの拡張にインターフェイスとそのメソッドを実装し、OSC プロバイダー XML スキーマに準拠する出力パラメーターとして XML 文字列を返します。 OSC は、これらのメソッドを呼び出して、XML スキーマによって定義されたとおりに理解できる情報を取得します。

注:

OSC プロバイダーの機能拡張では、レジストリ キーのHKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\Outlook\SocialConnector値を DebugProviders 1 に設定することで、デバッグ プロバイダーがサポートされます。 プロバイダー のデバッグを有効にすると、OSC は、 xmlns XML 属性で指定した OSC XML スキーマのバージョンに対してプロバイダー XML を検証します。 OSC 1.1 および Outlook Social Connector 2013 以降の OSC のバージョンでは、 次のように xmlns 属性を指定します。 xmlns="http://schemas.microsoft.com/office/outlook/2010/06/socialprovider.xsd"

このセクションの内容

  • フレンドとアクティビティの同期: OSC プロバイダーがフレンド、フレンド以外、ソーシャル ネットワーク上のアクティビティを同期するさまざまな方法について説明します。

  • OSC プロバイダー XML の例: OSC XML スキーマを使用して、ソーシャル ネットワーク上の OSC プロバイダー、フレンド、およびアクティビティ フィード項目の機能を指定する方法を示す XML の例が含まれています。

  • 機能の XML: OSC プロバイダーから機能 XML で表現された機能情報を取得するために OSC が使用する - ISocialProvider::GetCapabilities メソッドについて説明します。 このセクションでは、OSC プロバイダーがユーザーの認証方法やフレンドやアクティビティの同期方法など、その機能を指定できるようにする OSC プロバイダー XML スキーマの XML 要素についても説明します。

  • フレンド向け XML: OSC プロバイダーからフレンド XML で表現 されたフレンドの情報を取得するために OSC が使用する API の例を示します。 このセクションでは、 フレンド XML の要素についても説明します。

  • アクティビティの XML: OSC プロバイダーから activityFeed XML で表現されたアクティビティ情報を取得するために OSC が使用する API の例を示します。 このセクションでは、OSC プロバイダーがアクティビティ フィードを指定できるようにする OSC プロバイダー XML スキーマの XML 要素についても説明します。 アクティビティ フィードには、アクティビティ フィード項目が発生したネットワーク、各アクティビティ フィード項目の詳細 (アクティビティの所有者、種類、公開日など)、およびアクティビティを表示するテンプレートが含まれます。

リファレンス

関連項目