SQL データ保守のサンプル

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このサンプルは、追跡データベースの追跡データをパーティション分割する方法を示します。パーティション分割が有効な場合、追跡データ用の新しいテーブル セットが定期的に作成されるので、古いデータをアーカイブして、現在実行中のアプリケーションに影響することなくメイン データベースから削除することができます。追跡データはパーティション分割が有効な元のテーブルにも同様に作成されますが、ワークフローの完了時にはそのデータがパーティション テーブルに移動されます。

このサンプル アプリケーションでは、SqlTrackingService オブジェクトがインスタンス化され、このセクションの他のサンプルと同様にランタイムに追加されます。ただし、この場合は、追跡サービスの PartitionOnCompletion が True に設定され、データベースの分割周期が "d" に設定されています。この設定により、データベースはデータを毎日水平に分割し、新しい追跡テーブル セットを毎日作成します (他に有効な値は、毎月を表す "m" と毎年を表す "y" です。既定の設定では、データは毎月分割されます)。

次に、ワークフローがインスタンス化されて実行されます。結果の追跡データ スキーマは、DataAccess クラスのヘルパー機能によって、コンソールに出力されます。プログラムを実行すると、作成されたパーティション分割データ テーブルがコンソールに表示されます。新しいテーブルは、サンプルが実行される日ごとに作成されます。

サンプルをビルドするには

  1. [サンプルのダウンロード] をクリックしてサンプルをダウンロードします。

    サンプル プロジェクトがローカル コンピュータのハード ディスクにダウンロードされます。

  2. [スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム] をポイントします。次に、[Microsoft Windows SDK] をポイントし、[CMD シェル] をクリックします。

  3. サンプルのソース ディレクトリに移動します。

  4. コマンド プロンプトで、「MSBUILD <ソリューション ファイル名>」と入力します。

サンプルを実行するには

  • SDK コマンド プロンプト ウィンドウで、SqlDataMaintenance\bin\debug フォルダ (このサンプルの VB バージョンでは SqlDataMaintenance\bin フォルダ) にある .exe ファイルを実行します (このサンプルでは、メイン フォルダの下にあります)。

追跡データベースの作成

Windows Workflow Foundation によってインストールされた SQL サービスは、Microsoft SQL Server を使用して情報を保存します。これらの作業には、Microsoft SQL Server 2005 Express、SQL Server 2000 以降のバージョン、または SQL Server 2000 Desktop Engine (MSDE) を使用できます。

Windows Workflow Foundation のセットアップでは、これらのサービスに必要なデータベースはインストールされませんが、これらのサービスで使用するデータベースを作成および構成するための SQL スクリプトはインストールされます。

SQL 追跡データベースを作成するには

  1. Microsoft SQL Server 2005 Express、SQL Server 2000 以降、または SQL Server 2000 Desktop Engine (MSDE) を使用して、SQL クエリ ステートメント

    CREATE DATABASE Tracking

    で新規データベース Tracking を作成します。メモ   ワークフロー アプリケーションで SqlTrackingServiceSqlWorkflowPersistenceService の両方を使用する場合は、永続性と追跡に対して単一のデータベースを使用することをお勧めします。

  2. SQL Query Analyzer 作業領域で、使用可能なデータベースのリストから手順 1. で作成したデータベースを選択します。

  3. [ファイル] メニューの [開く] をクリックして、SQL スクリプト %WINDIR%\Microsoft.NET\Framework\v3.0\Windows Workflow Foundation\SQL\<言語>\Tracking_Schema.sql を開きます。

  4. [実行] をクリックするか F5 キーを押してクエリを実行し、SQL 追跡サービス テーブルを作成します。

  5. [ファイル] メニューの [開く] をクリックして、SQL スクリプト %WINDIR%\Microsoft.NET\Framework\v3.0\Windows Workflow Foundation\SQL\<言語>\Tracking_Logic.sql を開きます。

  6. [実行] をクリックするか F5 キーを押してクエリを実行し、SQL 追跡サービス ストアド プロシージャを作成します。

関連項目

参照

SqlTrackingService

その他の技術情報

追跡サンプル
簡単な追跡のサンプル
SQLTrackingService サンプルを使用するクエリ
ユーザー追跡ポイントを使用した追跡のサンプル
EventArgs 追跡サンプル
ConsoleTrackingService のサンプル
SQLTrackingService サンプルを使用するクエリ
RuleActionTrackingEvent サンプル
ファイル追跡サービスとクエリのサンプル
追跡プロファイル オブジェクト モデル サンプルの使用
Using the SqlTrackingService Service
Data Maintenance with SqlTrackingService
追跡サンプル

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