Internet Explorer での DocumentViewer のサンプル
更新 : 2007 年 11 月
DocViewerInIE サンプルでは、Microsoft Internet Explorer でホストされる DocumentViewer コントロールでドキュメントを表示する方法を示します。
サンプルは、限定された "インターネット ゾーン" アクセス許可を持つ保護されたサンドボックスで、XAML ブラウザ アプリケーション (XBAP) として実行されます。DocViewerInIE サンプルは、実行されると Internet Explorer を起動し、ホストされている DocumentViewer コントロールを表示します。[File] メニューの [Open] をクリックすると、[File Open] ダイアログ ボックスが表示され、開く XpsDocument ファイル (サンプルの XPS ドキュメントが提供されています) を参照して選択できます。ドキュメントが開くと、そのコンテンツは、Internet Explorer でホストされている DocumentViewer コントロールに表示されます。
DocViewerInIE サンプルのソース コードは、次の 4 つのファイルで構成されます。
App.xaml - アプリケーション用の XAML リソース (このサンプルにはありません)
App.xaml.cs - アプリケーション ウィンドウの作成および表示用の分離コード
Page1.xaml - Internet Explorer ページの要素 (メイン メニュー、メニュー コマンド、DocumentViewer コントロール) を定義する XAML 宣言
Page1.xaml.cs - ホストされるページ コマンドのユーザー インターフェイスをサポートする分離コード
プロジェクト ファイル、XBAP の一時的な証明書キー、およびサンプルの XPS ドキュメントも提供されます。XAML ブラウザ アプリケーション (XBAP) はデジタル署名されている必要があります。DocViewerInIE サンプルでは、パスワードが空の一時的な署名付き証明書キー セットが提供されます。Visual Studio でパスワードを要求された場合は、パスワード フィールドを空白のままにし、[OK] をクリックして続行します。DocViewerInIE のビルドと実行の詳細については、サンプル ソース コードに付属する "ReadMe.txt" ファイルを参照してください。
このサンプルでは、Windows Presentation Foundation (WPF) の特定の機能を示します。そのため、アプリケーションの開発ベスト プラクティスに従っていません。WPF と Microsoft .NET Framework のアプリケーション開発ベスト プラクティスの包括的な説明については、適宜、次のトピックを参照してください。
ユーザー補助 - 「ユーザー補助のベスト プラクティス」
セキュリティ - 「Windows Presentation Foundation のセキュリティ」
ローカリゼーション - 「WPF のグローバリゼーションおよびローカリゼーションの概要」
サンプルのビルド
Windows ソフトウェア開発キット (SDK) をインストールして、そのビルド環境のコマンド ウィンドウを開きます。[スタート] メニューの [すべてのプログラム]、[Microsoft Windows SDK] の順にポイントし、[CMD シェル] をクリックします。
サンプルをハード ディスク ドライブにダウンロードします。通常は、ソフトウェア開発キット (SDK) のドキュメントからダウンロードします。
ビルド環境のコマンド ウィンドウからサンプルをビルドするには、サンプルのソース ディレクトリに移動します。コマンド プロンプトで「MSBUILD」と入力します。
Microsoft Visual Studio でサンプルをビルドするには、サンプル ソリューションかプロジェクト ファイルを読み込んで、Ctrl キーと Shift キーを押しながら B キーを押します。
サンプルの実行
コンパイルしたサンプルを Visual Studio でデバッグしながら実行するには、F5 キーを押します。
このサンプルを CMD シェル コマンド ウィンドウから実行するには、サンプルのソース フォルダに置かれている .exe ファイルを実行します。
参照
処理手順
注釈 XML ストアを持つ DocumentViewer のサンプル
注釈 XPS ストアを持つ DocumentViewer のサンプル