データベース生成ウィザード (Entity Data Model ツール)
データベース生成ウィザードは、既存の概念モデルからデータベースを作成するためのデータ定義言語 (DDL) を生成します。 このウィザードでは、最初に概念モデリングを実行し、次にモデルをサポートするデータベースを作成します。
データベース生成ウィザードを正常に実行するには、以下の項目が必要です。
有効な概念モデル。
注 : 有効な .edmx ファイルは必要ありません。.edmx ファイルの概念スキーマ定義言語 (CSDL) の内容が有効であれば条件を満たします。詳細については、「.edmx ファイルの概要 (Entity Framework)」を参照してください。 現在の Visual Studio プロジェクトにファイルを追加するためのアクセス許可。 完了時にウィザードはプロジェクトに .sql ファイルを追加します。 このファイルには、データベース作成用の DDL が含まれています。
データベース接続。 既存のデータベースへの接続を求めるプロンプトが表示されます。 これは、ターゲット データベースの列の型をモデルのプロパティの型に基づいて特定するためと、接続文字列の情報をアプリケーションに追加するために必要です。
注 : SQL Server 2008、SQL Server 2005、SQL Server Compact Edition、および SQL Azure のデータベースのみがサポートされています。他のデータベースのサードパーティのサポートも使用できます。
完了時にデータベース生成ウィザードは以下の処理を実行します。
提供された CSDL に対応するストア スキーマ定義言語 (SSDL) およびマッピング仕様言語 (MSL) を生成します。 .edmx ファイルは、生成された SSDL と MSL で更新されます。
注 : ウィザードによって既存の SSDL と MSL が上書きされます。 実行してデータベースを作成するための DDL を生成し、.sql ファイルとして保存します。
注 : 生成された DDL は table-per-type のマッピング方法に基づいています。 App.config または Web.config ファイルに接続文字列の情報を追加します。
ただし、生成された DDL をデータベース生成ウィザードで実行することはできません。 概念モデルに対応するデータベース スキーマを作成するには、生成された DDL を単独で実行する必要があります (たとえば、SQL Server Management Studio で DDL を実行します)。
このセクションの内容
- [データ接続の選択] ダイアログ ボックス (データベース生成ウィザード)
[データ接続の選択] ダイアログ ボックスの UI リファレンスを提供します。
- [概要と設定] ダイアログ ボックス (データベース生成ウィザード)
[概要と設定] ダイアログ ボックスの UI リファレンスを提供します。
- データベースの生成規則 (データベース生成ウィザード)
ウィザードがデータベースの生成に使用する既定の規則について詳しく説明します。
- 方法: データベースの生成をカスタマイズする (データベース生成ウィザード)
データベースの生成プロセスをカスタマイズする方法を説明します。
参照
その他のリソース
ビルド日: 2011-04-18