データ サービス クライアント ライブラリの生成 (WCF Data Services)

Open Data Protocol (OData) を実装しているデータ サービスは、OData フィードによって公開されているデータ モデルが記述されたサービス メタデータ ドキュメントを返すことがあります。 詳細については、OData: サービス メタデータ ドキュメントの説明を参照してください。 Visual Studio の [サービス参照の追加] ダイアログを使用して、参照を OData ベースのサービスに追加できます。 このツールを使用してクライアント プロジェクト内の OData によって返されるメタデータに参照を追加すると、次のアクションが実行されます。

  • データ サービスからのサービス メタデータ ドキュメントが要求され、返されたメタデータが解釈されます。

    Dd673930.note(ja-jp,VS.100).gif注 :
    返されたメタデータは、クライアント プロジェクトに .edmx ファイルとして保存されます。.edmx ファイルは、Entity Framework で使用される .edmx ファイルと形式が異なるので、Entity Data Model デザイナーを使用して開くことができません。このメタデータ ファイルは、XML エディターまたは任意のテキスト エディターを使用して表示できます。詳細については、[MC-EDMX]: データ サービス パッケージング形式のエンティティ データ モデルの仕様を参照してください。

  • DataServiceContext から継承するエンティティ コンテナー クラスとしてサービスの表現が生成されます。 この生成されたエンティティ コンテナー クラスは、Entity Data Model ツールが生成するエンティティ コンテナーに似ています。 詳細については、「Object Services Overview (Entity Framework)」を参照してください。

  • サービス メタデータ内で見つかったデータ モデル型のデータ クラスが生成されます。

  • System.Data.Services.Client アセンブリへの参照がプロジェクトに追加されます。

詳細については、「方法: データ サービス参照を追加する (WCF Data Services)」を参照してください。

クライアント データ サービス クラスは、コマンド プロンプトで DataSvcUtil.exe ツールを使用して生成することもできます。 詳細については、「方法: クライアント データ サービス クラスを手動で生成する (WCF Data Services)」を参照してください。

クライアント データ型のマッピング

Visual Studio の [サービス参照の追加] ダイアログまたは DataSvcUtil.exe ツールを使用して、OData フィードに基づいてクライアント データ クラスを生成する場合、次のように .NET Framework データ型がデータ モデルのプリミティブ型にマップされます。

データ モデル型 .NET Framework データ型

Edm.Binary

Byte []

Edm.Boolean

Boolean

Edm.Byte

Byte

Edm.DateTime

DateTime

Edm.Decimal

Decimal

Edm.Double

Double

Edm.Guid

Guid

Edm.Int16

Int16

Edm.Int32

Int32

Edm.Int64

Int64

Edm.SByte

SByte

Edm.Single

Single

Edm.String

String

詳細については、OData: プリミティブ データ型の説明を参照してください。

参照

概念

クイック スタート (WCF Data Services)

その他のリソース

WCF Data Services クライアント ライブラリ