<serviceBehavior> の <routingExtension>

ルーティング構成の動的な変更を可能にするルーティング サービスへの実行時アクセスを提供します。

スキーマの階層

<system.serviceModel>
  <behaviors>
    <serviceBehaviors>
      <serviceBehaviors> の <behavior>
        <serviceBehavior> の <routingExtension>

構文

<behaviors>  <serviceBehaviors>    <behavior name=String">      <routingExtension filterTable=”String”         routeOnHeadersOnly="Boolean"         SoapProcessingEnabled=”Boolean” />    </behavior>  </serviceBehaviors></behaviors>

属性と要素

以降のセクションでは、属性、子要素、および親要素について説明します。

属性

属性 説明

filterTable

ルーティング サービスによって評価されるフィルターを含むルーティング テーブルの名前を指定する文字列。この値は、<filterTables> セクションにある <filterTable> 要素の name 属性の値と一致する必要があります。

routeOnHeaderOnly

フィルターがメッセージの本文とヘッダーの両方を調べるか、ヘッダーのみを調べるかを指定するブール値。既定値は true です。

soapProcessingEnabled

SOAP 処理を実行するかどうかを指定するブール値。

子要素

なし。

親要素

要素 説明

<endpointBehaviors> の <behavior>

動作の要素を指定します。

解説

サービスの動作構成に追加すると、この構成要素により、サービスのルーティングが有効になります。この要素には、サービスで使用される実際のルーティング テーブルを指定できます。

この構成セクションを使用すると、配置パターンの変更時にルーティング設定を変更できます。実行時には、新しいルーティング設定を使用した独自のルーティング拡張を登録できます。ルーティング サービスは (開始時に適用されていた規則に関係なく) 更新済みの構成情報を使用して新たなメッセージとセッションにサービスを提供します。ただし、インフライトのメッセージやセッションには以前の規則が適用されます。  このようにして、実行時において、セッション セーフでリサイクルの程度を抑えた状態でのルーティング サービスの再構成が可能となります。 

参照

リファレンス

RoutingExtenstion
RoutingExtenstionElement