IHostSecurityManager インターフェイス

現在実行しているスレッドにアクセスし、そのセキュリティ コンテキストを制御できるようにするメソッドを提供します。

メソッド

メソッド

説明

IHostSecurityManager::GetSecurityContext メソッド

要求された IHostSecurityContext をホストから取得します。

IHostSecurityManager::ImpersonateLoggedOnUser メソッド

現在のユーザー ID の資格情報を使用してコードを実行することを要求します。

IHostSecurityManager::OpenThreadToken メソッド

現在のスレッドに関連付けられている随意アクセス トークンを開きます。

IHostSecurityManager::RevertToSelf メソッド

現在のユーザー ID の偽装を終了し、元のスレッド トークンに戻ります。

IHostSecurityManager::SetSecurityContext メソッド

現在実行しているスレッドのセキュリティ コンテキストを設定します。

IHostSecurityManager::SetThreadToken メソッド

現在実行しているスレッドのハンドルを設定します。

解説

ホストは、共通言語ランタイム (CLR: Common Language Runtime) およびユーザー コードを使用して、スレッド トークンへのすべてのコード アクセスを制御できます。 また、コード アクセスが制約されている非同期操作またはコード ポイント全体にセキュリティ コンテキスト情報が完全に渡されるようにします。 IHostSecurityContext は、CLR に対して非透過であるこのセキュリティ コンテキスト情報をカプセル化します。

CLR マネージ スレッドのコンテキストを内部で処理します。 次の場合には、プロセス固有の IHostSecurityManager を照会します。

  • ファイナライザーのスレッドの場合は、ファイナライザーの実行中。

  • クラスおよびモジュール コンストラクターの実行中。

  • IHostThreadPoolManager::QueueUserWorkItem メソッドへの呼び出しでのワーカー スレッドの非同期ポイント。

  • I/O 完了ポートの使用中。

要件

プラットフォーム: 「.NET Framework システム要件」を参照

ヘッダー : MSCorEE.h

ライブラリ: MSCorEE.dll にリソースとして格納されていること

.NET Framework のバージョン: 4、3.5 SP1、3.5、3.0 SP1、3.0、2.0 SP1、2.0

参照

参照

IHostSecurityContext インターフェイス

その他の技術情報

ホスト インターフェイス