クライアント データ サービス クラスの生成 (WCF Data Services)
Open Data Protocol (OData) を実装しているデータ サービスは、OData フィードによって公開されているデータ モデルが記述されたサービス メタデータ ドキュメントを返すことがあります。 詳細については、「OData: サービス メタデータのドキュメント」を参照してください。Visual Studio の [サービス参照の追加] ダイアログを使用して、参照を OData ベースのサービスに追加できます。 このツールを使用してクライアント プロジェクト内の OData によって返されるメタデータに参照を追加すると、次のアクションが実行されます。
データ サービスからのサービス メタデータ ドキュメントが要求され、返されたメタデータが解釈されます。
注意
返されたメタデータは、クライアント プロジェクトに .edmx ファイルとして保存されます。.edmx ファイルは、Entity Framework で使用される .edmx ファイルと形式が異なるので、Entity Data Model デザイナーを使用して開くことができません。このメタデータ ファイルは、XML エディターまたは任意のテキスト エディターを使用して表示できます。詳細については、[MC-EDMX]: データ サービス パッケージング形式のエンティティ データ モデルの仕様を参照してください。
DataServiceContext から継承するエンティティ コンテナー クラスとしてサービスの表現が生成されます。 この生成されたエンティティ コンテナー クラスは、Entity Data Model ツールが生成するエンティティ コンテナーに似ています。 詳細については、「Object Services Overview (Entity Framework)」を参照してください。
サービス メタデータ内で見つかったデータ モデル型のデータ クラスが生成されます。
Microsoft.Data.Services.Client.dll アセンブリへの参照がプロジェクトに追加されます。
注意
WCF Data Services 5.0 リリースをインストールすると、サービス参照の追加ツールによって、.NET Framework に含まれている System.Data.Services.Client.dll バージョンではなく、クライアント ライブラリのこの新しいバージョンに自動的に参照が追加されます。WCF Data Services クライアントの以前のバージョンを使用する必要がある場合は、このライブラリの .NET Framework バージョンに参照を手動で追加する必要があります。詳細については、「方法: クライアント データ サービス クラスを手動で生成する (WCF Data Services)」を参照してください。
詳細については、「方法: データ サービス参照を追加する (WCF Data Services)」を参照してください。
クライアント データ サービス クラスは、コマンド プロンプトで DataSvcUtil.exe ツールを使用して生成することもできます。 詳細については、「方法: クライアント データ サービス クラスを手動で生成する (WCF Data Services)」を参照してください。
クライアント データ型のマッピング
Visual Studio の [サービス参照の追加] ダイアログまたは DataSvcUtil.exe ツールを使用して、OData フィードに基づいてクライアント データ クラスを生成する場合、次のように .NET Framework データ型がデータ モデルのプリミティブ型にマップされます。
データ モデル型 |
.NET Framework データ型 |
---|---|
Edm.Binary |
Byte[] |
Edm.Boolean |
|
Edm.Byte |
|
Edm.DateTime |
|
Edm.Decimal |
|
Edm.Double |
|
Edm.Guid |
|
Edm.Int16 |
|
Edm.Int32 |
|
Edm.Int64 |
|
Edm.SByte |
|
Edm.Single |
|
Edm.String |
詳細については、「OData: プリミティブ データ型」を参照してください。