匿名ユーザー用の次ホップ サーバーの構成

トピックの最終更新日: 2009-02-27

Communicator Web Access ユーザーがインスタント メッセージング (IM)、電話会議、またはデスクトップ共有セッションに参加する場合、Communicator Web Access とユーザーのホーム サーバーの間でメッセージがやり取りされる必要があります。これは匿名ユーザーの場合に問題になります。定義上、匿名ユーザーにはホーム サーバーがないからです。

Communicator Web Access は、匿名ユーザーに対応するため、各仮想サーバーの次ホップ サーバーを定義できるようになっています。Office Communications Server 2007 R2 を実行しているコンピュータであれば、どれでも次ホップ サーバーに指定できます。次ホップ サーバーは、匿名ユーザーのホーム サーバーとして機能し、メッセージの送信先と受信元を Communicator Web Access に提供します。

次ホップ サーバーは、仮想サーバーの作成時に構成する必要があります。Communicator Web Access スナップインを使用すると、次ホップ サーバーをいつでも変更できます。次ホップ サーバーを選択する場合は、次ホップ サーバーに障害が発生すると Communicator Web Access も機能しなくなるという点に注意する必要があります。この点を考慮して、個々のサーバーではなくサーバー プールを次ホップ サーバーとして選択することをお勧めします。サーバー プールを選択すると、プール内の個々のサーバーに障害が発生した場合でも、Communicator Web Access が引き続き機能することが保証されます。

次ホップ サーバーを構成するには

  1. Communicator Web Access スナップインが稼動しているコンピュータに、ローカルの Administrators グループおよび RTCUniversalServerAdmins グループのメンバとしてログオンします。

  2. [スタート] ボタンをクリックし、[管理ツール] をポイントして、[Microsoft Office Communications Server 2007 R2 Communicator Web Access] をクリックします。

  3. コンソール ウィンドウで、次ホップ サーバーを指定する仮想サーバーをホストするコンピュータの名前を展開し、仮想サーバーの名前を右クリックして、[プロパティ] をクリックします。

  4. [プロパティ] ダイアログ ボックスの [次ホップ] タブで、[次ホップ プール] ボックスの一覧からサーバーまたはサーバー プールを選択します。

  5. [ポート] ボックスにサーバーまたはサーバー プールのリッスン ポートを入力し、[OK] をクリックします。

    Dd425258.note(ja-jp,office.13).gif注:
    通常、Office Communications Server では、ポート 5061 がリッスン ポートとして使用されます。