エッジ サーバー

トピックの最終更新日: 2012-02-01

Office Communications Server の境界ネットワークに 3 つのエッジ サービスが所属しており、それぞれが企業のファイアウォールを越える特定の種類のトラフィックを処理します。

  • 以前はアクセス プロキシと呼ばれていたアクセス エッジ サービスは、企業のファイアウォールを越えるすべての SIP トラフィックを処理します。アクセス エッジ サービスは、電話会議、リモート ユーザー アクセス、フェデレーション、パブリック IM 接続など、外部ユーザーが関係するすべてのシナリオに必要です。
  • Web 会議エッジ サービスは、Web 会議サーバーと外部クライアントの間の永続共有オブジェクト モデル (PSOM) トラフィックをプロキシ処理します。外部電話会議トラフィックは、Web 会議サーバーに転送される前に、Web 会議エッジ サービスによって承認される必要があります。Web 会議エッジ サービスでは、外部クライアントが TLS 接続を使用して電話会議セッション キーを取得する必要があります。
  • 音声ビデオ エッジ サービスには、使用しているネットワークとの間で送受信されるオーディオとビデオのトラフィックが通過する、単一の信頼済み接続ポイントが用意されています。音声ビデオ エッジ サービスを展開すると、ユーザーは次のことができるようになります。
    • 外部参加者との会議にオーディオ データとビデオ データを追加します。
    • オーディオおよびビデオを外部ユーザーと直接共有します (ポイント ツー ポイント)。
    • アプリケーション共有サーバーを通じて外部ユーザーとデスクトップを共有します。
    • 音声ビデオ エッジ サービスは、外部ユーザーのエンタープライズ VoIP のオーディオも処理します。

エッジ サーバーの構成とトポロジの詳細については、「計画とアーキテクチャ」のドキュメントの「外部ユーザー アクセスの計画」を参照してください。

社外ユーザーとの会議を可能にするには、境界ネットワークに HTTP リバース プロキシを展開する必要があります。リバース プロキシは、社外ユーザー向けに、配布グループの拡張、アドレス帳ファイルのダウンロード、および会議コンテンツ (スライドなど) へのアクセスを管理し、さらにクライアントとデバイスのソフトウェア更新を管理します。

次の図は、Office Communications Server の境界ネットワーク内のエッジ サーバーの一般的な展開を示しています。

図 1. 一般的なエッジ サーバー展開
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