チュートリアル: ユーザー自身の BDC モデルを作成する

最終更新日: 2010年6月10日

適用対象: SharePoint Server 2010

BDC モデルは、Business Data Connectivity (BDC) service の中核を成します。外部システムに関する複雑な情報を抜き出す Entity (外部コンテンツ タイプ)、Method などのデータ構造は、まとめて MetadataObjects と呼ばれ、BDC モデルを構成します。外部システム用の BDC モデルは、基本的に XML ファイルです。BDC モデルは、Microsoft SharePoint Designer 2010 で外部コンテンツ タイプを作成するときに自動的に生成されます。ただし、SharePoint Designer 2010 を使用して作成できないビジネス エンティティを操作している場合は、BDC モデルを自分自身で作成できます。

データベース システム用の BDC モデルの作成はごく簡単です。

  1. データベース テーブルを使用して、システムをモデル化します。その構造は、通常は簡単に解釈できます。

  2. 外部コンテンツ タイプの識別子になる主キーを決定します。

  3. エンティティ関係を基にして、関連付けを決定します。

ただし、Web サービスまたは Microsoft .NET Framework Connectivity Assembly を使用するシステムのモデル化は、非常に複雑になる場合があります。これは、サービスによって提供されるメソッドに左右されます。サンプル注文 Web サービスのチュートリアルは、簡単な Web サービス システムを確認しながら、SharePoint Designer 2010 ではモデル化できない複雑な型と複雑な関連付けを使用するシステムの BDC を使用したモデル化に関連するいくつかの複雑な概念がわかるように作られています。

前提条件

ウォークスルーの手順を進める前に、次の操作を行います。

  1. サンプル注文 Web サービスを含む Microsoft SharePoint 2010 Software Development Kit (SDK) をダウンロードします。

  2. サンプルの readme ファイルの手順に従って、Web サーバーで コード サンプル: Sample Orders ASP.NET Web Service を設定します。

このウォークスルーでの手順