FQL プロパティの指定

最終更新日: 2010年4月30日

適用対象: SharePoint Server 2010

プロパティの指定によって、関連する式の範囲が、インデックス付きコンテンツの特定領域に限定されます。このような領域は、フルテキスト インデックスまたは管理プロパティによって特定できます。

Text 型および Boolean 型の管理プロパティは、テキストとして評価されます。Datetime 型を含む他のすべての管理プロパティの型は、数値として評価されます。

式にプロパティの指定を含めない場合、検索エンジンは、インデックス スキーマで定義された既定のフルテキスト インデックスを照会しようとします。

プロパティの指定の後には必ずコロンを付ける必要があります (In 演算子)。また数値演算子には必ずプロパティの指定が含まれます。

重要重要

管理プロパティ名に大文字が含まれていても、プロパティの指定は小文字でなければなりません。

プロパティの指定 (In 演算子) は、以下のクエリ エンティティに適用できます。

  • 以下のような、1 つの用語または語句。

    title:shakespeare 
    body:"to be or not to be"
    
  • 以下のような演算子 (STRING 演算子など)

    body:string("to be or not to be")
    

    この場合、プロパティの指定は完全な演算子式に適用されます。

以下の各式は、title 管理プロパティの "much" と "nothing" の両方を持つアイテムを照合します。

title:and(much, nothing)

and(title:much, title:nothing)

title:string("much nothing", mode="and")

関連項目

概念

FAST 検索クエリ統合の概要

FAST クエリ言語 (FQL) 構文のリファレンス

FQL トークン式

FAST クエリ言語 (FQL) の演算子

FQL 簡単なクエリ言語

FQL 構文のリファレンス (ABNF)