CrawledProperty 要素
最終更新日: 2011年1月20日
適用対象: SharePoint Server 2010
適用先: Microsoft FAST Search Server 2010 for SharePoint
入力として提供されるか、パイプライン拡張コマンドによって生成される、クロールされたプロパティを指定します。
<CrawledProperty propertySet='GUID' propertyName='PropertyName' propertyId='PropertyId' varType='PropertyType' defaultValue='DefaultValue'>
属性と要素
以下のセクションで、属性、子要素、親要素について説明します。
属性
属性 |
説明 |
---|---|
propertySet |
必須。クロールされたプロパティのプロパティ セットを、00000000-0000-0000-0000-000000000000 形式で 16 進の GUID 文字列として指定します。 値は、大文字と小文字が区別されません。 |
propertyName |
オプション。クロールされたプロパティの名前を表す文字列を指定します。 |
propertyId |
オプション。クロールされたプロパティの ID を表す整数を指定します。 注意 クロールされたプロパティに IsNameEnum=True がある場合は、propertyName ではなくこの属性を使用します。 |
varType |
必須。クロールされたプロパティのデータ型を表す整数値を指定します。 出力されるクロールされたプロパティの varType には 30 (文字列) または 31 (ワイド文字列) を指定する必要があります。 |
defaultValue |
オプション。コマンドが値を省略しないときに使用する既定の出力値を指定します。Output 要素内で使用される場合に限り該当します。 |
子要素
なし。
親要素
要素 |
説明 |
---|---|
コマンドに対する入力を指定する CrawledProperty 要素のリストを含みます。 |
|
コマンドによって出力されるクロールされたプロパティを指定する CrawledProperty 要素のリストを含みます。 |
コメント
プロパティ セット内のクロールされたプロパティは、文字列または数字で識別されます。propertyName または propertyId のどちらかを指定する必要があります。両方は指定しません。クロールされたプロパティに IsNameEnum=True がある場合は、propertyId を指定します。
管理プロパティにマップできるクロールされたプロパティの型のみがサポートされています。
特別なプロパティ セットには、アイテム処理パイプライン内で作成されたクロールされたプロパティが含まれます。これらの読み取り専用プロパティは、Input 要素のコマンドに渡すことができます。
プロパティ セットは、propertySet="11280615-f653-448f-8ed8-2915008789f2" および varType="31" (バリアント型 VT_LPWSTR) によって指定されます。このプロパティ セットから、以下の内部プロパティをパイプライン拡張コマンドに入力できます。
url: クエリ結果にアイテムがある場合に表示される URL。
data: base64 でエンコードされたソース ドキュメントのバイナリ コンテンツ。
body: data プロパティを解析することにって、アイテムから抽出されたテキスト。body は、IFilter または他のドキュメント パーサーを使用して抽出されます。
これらの内部プロパティは、パイプライン拡張機能を使用して変更できません。
data プロパティは、複数の添付文書を持つ SharePoint リスト エントリのような 1 つのアイテムに複数回出現できます。このプロパティは、入力ファイル内の複数の CrawledProperty 要素に対応します。
例
この例では、body というクロールされたプロパティや、propertyId="4" を持つ別のクロールされたプロパティを含むパイプライン拡張コマンドへの入力セクションを指定します。
<Input>
<CrawledProperty propertySet="11280615-f653-448f-8ed8-2915008789f2"
varType="31" propertyName="body"/>
<CrawledProperty propertySet="f29f85e0-4ff9-1068-ab91-08002b27b3d9"
varType="31" propertyId="4"/>
</Input>