FldTypes.xml ファイルについて

最終更新日: 2010年4月9日

適用対象: SharePoint Foundation 2010

Microsoft SharePoint Foundation が展開されている環境では、各フロントエンド Web サーバーの %ProgramFiles%\Common Files\Microsoft Shared\web server extensions\14\TEMPLATE\XML フォルダーに FLDTYPES.XML ファイルがあります。このファイルは、リスト作成時に使用され、リスト データを表示する 1 つ以上のさまざまなモード、およびビジュアル デザイナーでフィールド型をどのようにレンダリングするかを定義します。

注意注意

FLDTYPES.XML ファイルを変更すると SharePoint Foundation のインストールを破損する可能性があり、変更はサポートされていません。ただし、カスタム FLDTYPES*.XML ファイルを作成し、1 つ以上のモードでのユーザー設定フィールド型のレンダリングを定義することはできます。

ファイル形式

以下の抜粋は、FLDTYPES.XML の形式を示しています。

重要重要

RenderPattern 要素は廃止されました。これは、SharePoint Foundation の以前のバージョンで作成されたユーザー設定フィールドのデバッグを支援する目的のためだけに提供されています。

<FieldTypes>
  <FieldType>
    <Field Name="TypeName">Counter</Field>
    <Field Name="TypeDisplayName">$Resources:core,fldtype_counter;</Field>
    <Field Name="InternalType">Counter</Field>
    <Field Name="SQLType">int</Field>
    <Field Name="ParentType"></Field>
    <Field Name="UserCreatable">FALSE</Field>
    <Field Name="Sortable">TRUE</Field>
    <Field Name="Filterable">TRUE</Field>
    <RenderPattern Name="HeaderPattern">
      ...
    </RenderPattern>
    <RenderPattern Name="DisplayPattern">
      ...
    </RenderPattern>
    <RenderPattern Name="EditPattern">
      ...
    </RenderPattern>
    <RenderPattern Name="NewPattern" DisplayName="NewPattern">
      ...
    </RenderPattern>
    <RenderPattern Name="PreviewDisplayPattern">
      ...
    </RenderPattern>
    <RenderPattern Name="PreviewEditPattern">
      ...
    </RenderPattern>
    <RenderPattern Name="PreviewNewPattern">
      ...
    </RenderPattern>
  </FieldType>
  <FieldType>
    ...
  </FieldType>
  ...
</FieldTypes>

RenderPattern 要素は、アイテムがリスト データ表示の各モード (表示、作成 (新規)、および編集) でどのように表示されるかを定義していましたが、これはもう使用されていません。代わりに、ユーザー (ASCX) コントロールを開発し、フォームでフィールドをレンダリングします。SharePoint Foundation 互換の Web 編集アプリケーション (Microsoft SharePoint Designer など) でのレンダリングをプレビューするパターンはあと 3 つあります。

注意

以前のバージョンの SharePoint Foundation では、7 番目のパターンを使用して、リスト ビューで列ヘッダーがレンダリングされていました。現在、列ヘッダーのレンダリングには XSLT スタイルシートが使用されていますが、FieldType 要素の子として <Field Name="CAMLRendering">TRUE</Field> を追加すると、前のレンダリング パターンを使用するように戻すことができます。このオプションは、以前のバージョンの SharePoint Foundation で開発されたユーザー設定フィールドを同じようにすばやくレンダリングするために用意されています。ただし、既定の XSLT のヘッダーのレンダリングは、RenderPattern の HeaderPattern の既定のレンダリングと同じなので、このマークアップ追加は、通常は必要ありません。したがって、列ヘッダーの RenderPattern レンダリングに戻す処理は、従来のユーザー設定フィールド定義に、RenderPattern のカスタム HeaderPattern が含まれる場合にのみ必要です。

ベース フィールド型から派生するユーザー設定フィールドを作成するには、フィールド定義をカスタム リスト定義機能の SCHEMA.XML ファイルに追加します。カスタム リスト定義にフィールドを追加する方法を示すプログラミング作業については、「[方法] カスタム リスト定義を作成する」を参照してください。ユーザー設定フィールド型の作成については、「ユーザー設定フィールド型」を参照してください。フィールド型 XML のドキュメントについては、「フィールド型 XML」を参照してください。

関連項目

概念

ユーザー設定フィールド型

その他の技術情報