ナビゲーション コントロール
最終更新日: 2010年11月1日
適用対象: SharePoint Foundation 2010
この記事の内容
階層リンク
トップ リンク バー
サイド リンク バー
ツリー ビュー
Microsoft SharePoint Foundation Web サイトのクロムには、サイトでの移動、重要なコンテンツをより簡単に検索できるようにする、サイト内での現在の場所の確認、以前の場所にすばやく戻るといった、ユーザーに役立つ一連のコントロールが含まれます。
Web サイトのホーム ページのマスター ページに、これらのコントロールのマークアップが示されています。SharePoint Foundation 2010 では、コンテンツおよびアプリケーション ページの両方での主要なマスター ページは、v4.master です。
注意
既定のマスター ページの詳細については、「SharePoint Foundation の既定のマスター ページ」を参照してください。
ナビゲーションを補助する、以下の 4 つの主要な機能が v4.master で定義されています。
階層リンク
トップ リンク バー
サイド リンク バー
ツリー ビュー
階層リンク
階層リンクは、SharePoint Foundation Web サイトのコンテンツ ページの上部に表示されるナビゲーション要素で、リボン上では [サイトの操作] の右隣にあります。上方向キーが重ねられたフォルダーのアイコンで示されます。アイコン上にマウス ポインターを置くと、"上へ移動" というヒントが表示されます。アイコンをクリックすると、ポップアップ メニューが表示されます。このメニューは、サイト階層でのユーザーの現在の位置を示します。現在の位置より前のリンクをクリックすると、その場所を開くことができ、出発点にすばやく戻ることができます。
v4.master で、階層リンクは以下のマークアップで定義されます。
注意
マークアップを読みやすくする目的で、リソース式 ("$Resources:wss,resource_id") は、ローカライズされた文字列値で置換されています。
<asp:contentplaceholder id="PlaceHolderGlobalNavigation" runat="server">
<SharePoint:PopoutMenu
runat="server"
ID="GlobalBreadCrumbNavPopout"
IconUrl="/_layouts/images/fgimg.png"
IconAlt="Navigate Up"
IconOffsetX=0
IconOffsetY=112
IconWidth=16
IconHeight=16
AnchorCss="s4-breadcrumb-anchor"
AnchorOpenCss="s4-breadcrumb-anchor-open"
MenuCss="s4-breadcrumb-menu">
<div class="s4-breadcrumb-top">
<asp:Label
runat="server"
CssClass="s4-breadcrumb-header"
Text="This page location is:" />
</div>
<asp:ContentPlaceHolder id="PlaceHolderTitleBreadcrumb" runat="server">
<SharePoint:ListSiteMapPath
runat="server"
SiteMapProviders="SPSiteMapProvider,SPContentMapProvider"
RenderCurrentNodeAsLink="false"
PathSeparator=""
CssClass="s4-breadcrumb"
NodeStyle-CssClass="s4-breadcrumbNode"
CurrentNodeStyle-CssClass="s4-breadcrumbCurrentNode"
RootNodeStyle-CssClass="s4-breadcrumbRootNode"
NodeImageOffsetX=0
NodeImageOffsetY=353
NodeImageWidth=16
NodeImageHeight=16
NodeImageUrl="/_layouts/images/fgimg.png"
RTLNodeImageOffsetX=0
RTLNodeImageOffsetY=376
RTLNodeImageWidth=16
RTLNodeImageHeight=16
RTLNodeImageUrl="/_layouts/images/fgimg.png"
HideInteriorRootNodes="true"
SkipLinkText="" />
</asp:ContentPlaceHolder>
</SharePoint:PopoutMenu>
<div class="s4-die">
<asp:ContentPlaceHolder id="PlaceHolderGlobalNavigationSiteMap" runat="server" Visible="false">
</asp:ContentPlaceHolder>
</div>
</asp:contentplaceholder>
このマークアップについて最初に注目すべき点は、階層リンク全体が ContentPlaceHolder コントロール (ID="PlaceHolderGlobalNavigation") 内に含まれるということです。これは、コンテンツ ページを作成して、マスター ページで定義される既定のコンテンツをオーバーライドする Content コントロールを追加できるということです。
マークアップの大部分が、ポップアップ メニューの定義に関係しています。マークアップから分かるように、メニューは PopoutMenu コントロールでレンダリングされます。このコントロールには、メニュー ヘッダーで使用する Label コントロールと、ユーザーが Web サイトを移動できるようにするハイパーリンクで使用する ListSiteMapPath コントロールが含まれます。ListSiteMapPath コントロールは、コンテンツ ページでオーバーライドできるように、もう 1 つの ContentPlaceholder コントロール (ID="PlaceHolderTitleBreadcrumb") 内に入れ子になっています。
ListSiteMapPath コントロールは、ペアになったプロバイダー、SPSiteMapProvider と SPContentMapProvider から、ナビゲーションのデータを取得します。最初のプロバイダーは、サイト階層内の Web サイトについてのデータを提供します。第 2 のプロバイダーは、リスト、ライブラリ、フォルダー、およびサイト ページのような、サイト コンテンツのデータを提供します。両方のナビゲーション プロバイダーが、標準的な ASP.NET サイト上のサイト マップ データのソースである SiteMapProvider クラスから派生します。
注意
ナビゲーション プロバイダーは、パス ドライブ:\inetpub\wwwroot\wss\VirtualDirectories\Port_Number\web.config にある、Web アプリケーションのルート ディレクトリにある web.config ファイルの、<system.web>セクションで宣言されます。
トップ リンク バー
トップ リンク バーは、Web サイトのタイトルと詳細のすぐ下に表示される、タブが付いた帯状の要素です。トップ リンク バー上の最初のリンクは、"ホーム" 位置です。一般的に、このリンクは、バーが定義される Web サイトを示し、その他のリンクは、サイト階層のより下にある複数の Web サイトを示します。しかし、常にこの構造になっているわけではありません。有効な URL はすべてリンクとして使用でき、また、リンクは、どのような順に配列してもかまいません。
サブサイトは、親 Web サイトからトップ リンク バーを継承できます。このようにすれば、トップ リンク バーにより、複数の Web サイト間で一貫したナビゲーション エクスペリエンスを実現できます。詳細については、「[方法] サイト間でトップ リンク バーを共有する」を参照してください。
v4.master で、トップ リンク バーは以下のマークアップで定義されます。
<asp:ContentPlaceHolder id="PlaceHolderHorizontalNav" runat="server">
<SharePoint:AspMenu
ID="TopNavigationMenuV4"
Runat="server"
EnableViewState="false"
DataSourceID="topSiteMap"
AccessKey="1"
UseSimpleRendering="true"
UseSeparateCss="false"
Orientation="Horizontal"
StaticDisplayLevels="2"
MaximumDynamicDisplayLevels="1"
SkipLinkText=""
CssClass="s4-tn"/>
<SharePoint:DelegateControl
runat="server"
ControlId="TopNavigationDataSource"
Id="topNavigationDelegate">
<Template_Controls>
<asp:SiteMapDataSource
ShowStartingNode="False"
SiteMapProvider="SPNavigationProvider"
id="topSiteMap"
runat="server"
StartingNodeUrl="sid:1002"/>
</Template_Controls>
</SharePoint:DelegateControl>
</asp:ContentPlaceHolder>
階層リンクのマークアップと同様に、トップ リンク バーを定義するマークアップは、コンテンツ ページ デザイナーが自分のコンテンツで既定のコンテンツをオーバーライドできるように、ContentPlaceHolder コントロールに含まれています。
トップ リンク バーは、AspMenu コントロールによりレンダリングされます。メニューは、コントロールのマークアップで Orientation プロパティが "Horizontal" に設定されることにより指定された、水平方向にレンダリングされます。StaticDisplayLevels プロパティの設定は "2" です。通常、この設定は、メニュー上のノードが子ノードを持っている場合、それが親ノードの 1 列下に表示されることを意味します。しかし、実際には、子ノードは、親ノードの右の、同じレベルに表示されます。これは、CssClass プロパティの設定で、カスケード スタイル シート (CSS) クラスがメニューに添付されていることによるものです。CSS でより簡単にメニュー項目を制御できるように、コントロールのマークアップは、UseSimpleRendering プロパティを "true" に設定します。
メニュー構造が 2 レベルより深い場合は、MaximumDynamicDisplayLevels プロパティの設定での制御の結果として、第 3 のレベルにある項目ではポップアップ メニューが表示されます。この設定が "1" であることから、ポップアップ メニューは、静的メニュー上に表示される 2 つのレベル以下の、1 つのレベルだけで表示されます。これ以外のすべてのレベルは破棄されます。
メニューの背後にあるデータ ソースは、SiteMapDataSource コントロールです。マークアップから分かるように、SiteMapProvider プロパティは、SiteMapProvider クラスから派生した SPNavigationProvider クラスのインスタンスに、データ ソース コントロールをバインドします。
また、ShowStartingNode プロパティの値が False であることに注意してください。これは、実際の開始ノードが、トップ リンク バーを構成するノード ツリーのルートであることによるものです。これは、内部的に機能し、ページにレンダリングされるようには意図されていません。StartingNodeUrl プロパティ "sid.1002" の値は、URL としては適切ではありませんが、トップ リンク バーのルート ノードの SharePoint 識別子を指し示す式です。
以下のコードを使用して、ルート ノードを取得することができます。
SPNavigationNode toplinkbar = web.Navigation.GetNodeById(1002);
Dim toplinkbar as SPNavigationNode = web.Navigation.GetNodeById(1002)
このオブジェクトでは、Title プロパティは "SharePoint Top Navigation Bar" を返し、Url プロパティは "/" を返します。
ヒント |
---|
SharePoint Designer 2010 で v4.master を開いて、ShowStartingNode の値を True に変更すると、同様の結果が得られます。変更を保存して、ブラウザーで Web サイトのホーム ページを表示すると、トップ リンク バー上の最初のノードに表示テキスト [SharePoint Top Navigation Bar] が含まれているのを確認できるはずです。 |
トップ リンク バーのノード ツリーのルートを表す SPNavigationNode オブジェクトは、SPNavigationNode オブジェクトのコレクションを返す Children プロパティを持っています。このコレクション内のオブジェクトは、トップ リンク バー上に表示されるノードを表します。このコレクションは列挙可能で、以下の簡単なコンソール アプリケーションに示すように、容易に反復処理することができます。
using System;
using Microsoft.SharePoint;
using Microsoft.SharePoint.Navigation;
namespace ConsoleApp
{
class Program
{
static void Main(string[] args)
{
using (SPSite site = new SPSite("https://localhost"))
{
using (SPWeb web = site.OpenWeb())
{
SPNavigationNode toplinkbar = web.Navigation.GetNodeById(1002);
if (toplinkbar != null)
{
foreach (SPNavigationNode node in toplinkbar.Children)
{
Console.Write("| {0} ", node.Title);
}
Console.WriteLine("|");
}
}
}
Console.Write("\nPress ENTER to continue....");
Console.ReadLine();
}
}
}
Imports System
Imports Microsoft.SharePoint
Imports Microsoft.SharePoint.Navigation
Module ConsoleApp
Sub Main()
Using site As New SPSite("https://localhost")
Using web As SPWeb = site.OpenWeb()
Dim toplinkbar As SPNavigationNode = web.Navigation.GetNodeById(1002)
If toplinkbar IsNot Nothing Then
For Each node As SPNavigationNode In toplinkbar.Children
Console.Write("| {0} ", node.Title)
Next
Console.WriteLine("|")
End If
End Using
End Using
Console.Write(vbCrLf & "Press ENTER to continue....")
Console.Read()
End Sub
End Module
サイド リンク バー
サイド リンク バー は、Web サイトのページの左側に表示できるリンクのメニューです。メニューは、サイト内でのナビゲーションに使われ、通常、リスト、ドキュメント ライブラリ、およびその他のサイト コンテンツへのリンクを含みます。また、外部コンテンツへのリンクを含めることもできます。
サイト所有者は、[サイトの操作] メニューの管理者ユーザー インターフェイスにアクセスして、サイド リンク バー メニューを有効にするか、非表示にすることができます。開発者は、同様の処理をするコードを作成することができます。詳細については、「[方法] サイド リンク バーを表示または非表示にする」を参照してください。
v4.master で、サイド リンク バー メニューを定義するマークアップは、ツリービューコントロールのマークアップも含む ContentPlaceHolder コントロール (ID="PlaceHolderLeftNavBar") 内の入れ子になっています。結果として、ページ デザイナーは、両方のナビゲーション コントロールを自分自身のコンテンツで置換することができます。組み込みの Web テンプレートに関連付けられているコンテンツ ページは、その他のコンテンツを置き換えます。会議ワークスペース テンプレートは、その例です。
サイド リンク バー メニューのマークアップは、それぞれ、UIVersionedContent コントロール内にある、2 つのバージョンを定義します。1 つの UIVersionedContent コントロールでは UIVersion 属性の値は "3"、もう 1 つのコントロールでは値は "4" です。どちらのバージョンがページでレンダリングされるかは、サイト コレクション管理者が、コレクション内の Web サイトに新しいユーザー インターフェイスを適用したかに依存します。詳細については、「ビジュアル アップグレード」を参照してください。
注意
SPWeb.UIVersion プロパティにアクセスすることで、プログラミングによりユーザー インターフェイスのバージョン番号を取得できます。
サイド リンク バー メニューのバージョン 4 は、以下のマークアップで定義されます。
<SharePoint:AspMenu
id="V4QuickLaunchMenu"
runat="server"
EnableViewState="false"
DataSourceId="QuickLaunchSiteMap"
UseSimpleRendering="true"
UseSeparateCss="false"
Orientation="Vertical"
StaticDisplayLevels="2"
MaximumDynamicDisplayLevels="0"
SkipLinkText=""
CssClass="s4-ql" />
サイド リンク バー メニューは、1 つあるいは複数のレベルのメニュー項目を持つことができる一連の見出しとして表示されます。実際にページにレンダリングされるメニュー レベルの数は、メニューを表示する AspMenu コントロールの構成に依存します。
以前の例では、StaticDisplayLevels プロパティの値は "2" で、これは、見出しと、見出しの下の 1 レベルの、合わせて 2 つのメニュー レベルが表示されることを意味します。これらの 2 つの見出し以下のその他のレベルは、動的なポップアップ メニューで表示されます。ポップアップ メニューで表示されるレベルの数は、MaximumDynamicDisplayLevels プロパティの設定に依存します。この場合、プロパティ値は "0" で、これはポップアップ メニューが無効であることを意味します。この結果、サイド リンク バー に 2 つ以上のメニュー レベルがあっても表示されません。
AspMenu コントロールのマークアップ内の DataSourceID プロパティは、以下のマークアップで構成される SiteMapDataSource コントロールを指し示します。
<asp:SiteMapDataSource
SiteMapProvider="SPNavigationProvider"
ShowStartingNode="False"
id="QuickLaunchSiteMap"
StartingNodeUrl="sid:1025"
runat="server" />
トップ リンク バーのデータ ソースの場合と同様に、サイド リンク バー メニューのデータ ソースでは、ShowStartingNode プロパティが False に設定されています。ルート ノードはサイド リンク バー メニュー自体の情報を持っており、表示されるようには意図されていません。メニューのその他すべてのノード (リンク) は、このノードの子です。StartingNodeUrl プロパティの値 "sid.10252" は、サイド リンク バーのルート ノードの SharePoint 識別子を示します。
以下のコードを使用して、ルート ノードを取得することができます。
SPNavigationNode quicklaunch = web.Navigation.GetNodeById(1025);
Dim quicklaunch as SPNavigationNode = web.Navigation.GetNodeById(1025)
このオブジェクトでは、Title プロパティは "Quick launch" を返し、Url プロパティは "/" を返します。
ノード ツリーのルートにある SPNavigationNode オブジェクトは、(メニュー項目の最初のレベルである、見出しを表す) SPNavigationNode オブジェクトのコレクションを返す Children プロパティを持っています。また、各見出しは、メニュー項目の 2 番目のレベルを表す、子ノードを持つことができます。2 番目のレベルのノードも、ツリーの下方に同じく子ノードを持つことができ、それ以下も同様です。
以下のコンソール アプリケーションは、サイド リンク バー メニュー内をたどり、アイテムを列挙する方法を示します。このアプリケーションは、サイド リンク バー メニューの各見出しの表示テキストを出力し、各見出しの下のすべてのメニュー レベルの表示テキストを出力する目的で、回帰的なメソッドを呼び出します。
using System;
using Microsoft.SharePoint;
using Microsoft.SharePoint.Navigation;
namespace ConsoleApp
{
class Program
{
static void Main(string[] args)
{
using (SPSite site = new SPSite("https://localhost"))
{
using (SPWeb web = site.OpenWeb())
{
SPNavigationNode quicklaunch = web.Navigation.GetNodeById(1025);
if (quicklaunch != null)
{
foreach (SPNavigationNode heading in quicklaunch.Children)
{
PrintNode(heading);
Console.WriteLine(new String('-', 10));
}
}
}
}
Console.Write("\nPress ENTER to continue....");
Console.ReadLine();
}
static void PrintNode(SPNavigationNode node)
{
Console.WriteLine(node.Title);
foreach (SPNavigationNode item in node.Children)
PrintNode(item);
}
}
}
Imports System
Imports Microsoft.SharePoint
Imports Microsoft.SharePoint.Navigation
Module ConsoleApp
Sub Main()
Using site As New SPSite("https://localhost")
Using web As SPWeb = site.OpenWeb()
Dim quicklaunch As SPNavigationNode = web.Navigation.GetNodeById(1025)
If quicklaunch IsNot Nothing Then
For Each heading As SPNavigationNode In quicklaunch.Children
PrintNode(heading)
Console.WriteLine(New String("-", 10))
Next
End If
End Using
End Using
Console.Write(vbCrLf & "Press ENTER to continue....")
Console.Read()
End Sub
Sub PrintNode(ByRef node As SPNavigationNode)
Console.WriteLine(node.Title)
For Each item As SPNavigationNode In node.Children
PrintNode(item)
Next
End Sub
End Module
ツリー ビュー
ツリー ビューは、すべてのサイト コンテンツの階層的なビューを表示するナビゲーション要素です。既定では、ツリー ビューは無効です。有効にされると、ページの左のナビゲーション領域に表示されます。サイド リンク バーが有効の場合、ツリー ビューはその下に表示されます。
Web サイトの管理者は、管理ユーザー インターフェイスの Tree View ページでツリー ビューを有効にすることができます。[ツリー ビュー] ページを表示するには、[サイトの操作]、[サイトの設定] の順にクリックします。[外観] で、[ツリー ビュー] をクリックします。
コードでツリー ビューを有効にするには、SPWeb.TreeViewEnabled プロパティを true に設定します。
サイド リンク バーと同様に、ツリー ビューは 2 つのバージョンを持っています。v4.master で、両方のバージョンが、SPRememberScroll コントロール内に入れ子になった SPTreeView コントロールでレンダリングされます。SPTreeView コントロールは、SPHierarchyDataSourceControl クラスのインスタンスからデータを取得します。
v4.master で、バージョン 4 は以下のマークアップで定義されます。
<SharePoint:DelegateControl runat="server" ControlId="TreeViewAndDataSource">
<Template_Controls>
<SharePoint:SPHierarchyDataSourceControl
runat="server"
id="TreeViewDataSourceV4"
RootContextObject="Web"
IncludeDiscussionFolders="true" />
<SharePoint:SPRememberScroll
runat="server"
id="TreeViewRememberScrollV4"
onscroll="javascript:_spRecordScrollPositions(this);"
style="overflow: auto;height: 400px;width: 155px; ">
<SharePoint:SPTreeView
id="WebTreeViewV4"
runat="server"
ShowLines="false"
DataSourceId="TreeViewDataSourceV4"
ExpandDepth="0"
SelectedNodeStyle-CssClass="ms-tvselected"
NodeStyle-CssClass="ms-navitem"
SkipLinkText=""
NodeIndent="12"
ExpandImageUrl="/_layouts/images/tvclosed.png"
ExpandImageUrlRtl="/_layouts/images/tvclosedrtl.png"
CollapseImageUrl="/_layouts/images/tvopen.png"
CollapseImageUrlRtl="/_layouts/images/tvopenrtl.png"
NoExpandImageUrl="/_layouts/images/tvblank.gif">
</SharePoint:SPTreeView>
</SharePoint:SPRememberScroll>
</Template_Controls>
</SharePoint:DelegateControl>
ツリー ビュー コントロールのデータ ソースが SPHierarchyDataSourceControl オブジェクトであり、オブジェクトの RootContextObject プロパティが "Web" に設定されている点に注意してください。これは、ツリーがルートとなるコンテキストを設定します。結果として、ツリー ビューは、ドキュメント ライブラリとリストに続いて、現在のサイトのすべてのサブサイトへのリンクをレンダリングします。
関連項目
タスク
[方法] サブサイトをトップ リンク バーまたはサイド リンク バーのメニューに追加する