メッセージ分類のローカライズ バージョンを作成する方法
適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007
トピックの最終更新日: 2007-01-03
ここでは、Exchange 管理シェルを使用して、Microsoft Exchange Server 2007 のメッセージ分類のローカライズ バージョンを作成する方法について説明します。
新しいメッセージ分類インスタンスを作成した後、メッセージ分類のローカライズ バージョンを作成できます。受信者の電子メール メッセージにメッセージ分類を添付する前に、Exchange 2007 は受信者のメールボックスの言語を確認します。対応する言語のメッセージ分類が Active Directory ディレクトリ サービスに存在する場合、Exchange はローカライズされたメッセージ分類をメッセージに添付します。受信者の言語のメッセージ分類が存在しない場合、Exchange は受信者のロケールに一致するロケールを検索します。
受信者のメッセージにメッセージ分類を添付する前に、Exchange は受信者のメールボックスのロケール プロパティを参照して受信者のロケールを確認します。
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ユーザーは、Microsoft Office Outlook Web Access にログオンすることによって、メールボックスのロケール プロパティを設定できます。ユーザーが Outlook Web Access にログオンしてロケールを設定していない場合、ユーザーのロケールには Exchange サーバーのロケールが使用されます。または、メールボックスでは、最後にメールボックスにログオンした Outlook クライアントのロケールが使用されます。 |
受信者のロケールのに対応するメッセージ分類が Active Directory ディレクトリ サービスに存在する場合、Exchange はローカライズされたメッセージ分類をメッセージに添付します。受信者のロケールのメッセージ分類が存在しない場合、Exchange は最初にカルチャに依存しないバージョン ("es-MX" に対する "es" や "fr-CA" に対する "fr" など) を検索します。言語固有のバージョンやカルチャに依存しないバージョンが存在しない場合、Exchange は、ロケールに関係なく、既定のメッセージ分類を使用します。
あるメッセージ分類のローカライズ バージョンはそれぞれ、新しいメッセージ分類インスタンスです。Locale パラメータは、特定のメッセージ分類インスタンスのロケールを定義します。Locale パラメータは、CultureInfo のデータ型を取ります。CultureInfo データ型の詳細については、CultureInfo クラスに関するページで定義済みのカルチャ名と識別子の表を参照してください (このサイトは英語の場合があります)。
メッセージ分類の新しいローカライズ バージョンを作成する場合、実際にはメッセージ分類の既定のインスタンスを参照し、既存のメッセージ分類の新しいローカライズされたインスタンスを作成します。
開始する前に
次の例は、既存のメッセージ分類のスペイン語 - スペイン ("es-ES") バージョンを作成する方法を示しています。
New-MessageClassification コマンドレットを実行したり、トランスポート ルールを作成したりするには、使用するアカウントに次の権限が委任されている必要があります。
- Exchange 組織管理者の役割
アクセス許可、役割の委任、および Exchange Server 2007 の管理に必要な権限の詳細については、「アクセス許可に関する考慮事項」を参照してください。
手順
メッセージ分類のローカライズ バージョンを作成するには、次の操作を行います。
Exchange 管理シェルで、次のコマンドを実行します。
New-MessageClassification Example -Locale es-ES -DisplayName "España Example" -SenderDescription "Este es el texto de la descripción"
詳細情報
詳細については、以下のトピックを参照してください。
参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。