Outlook Anywhere のための認証の構成

 

適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007

トピックの最終更新日: 2007-08-31

Outlook を有効にするウィザードを使用して、クライアント アクセス サーバーで Outlook Anywhere アクセスを提供するように構成する場合、Outlook クライアントが使用する認証方法を選択する必要があります。認証方法を選択した後は、Exchange 管理シェルで、Set-OutlookAnywhere コマンドレットを使用して、この方法を変更することができます。

Outlook Anywhere および /rpc 仮想ディレクトリに対する認証について

Outlook Anywhere に対する認証を指定する場合は、Outlook 2007 クライアントによって使用される認証方法を提供します。この認証方法は、自動検出サービスにより自動的にクライアントに提供されます。また、これは Microsoft Exchange Server 2003 クライアント アクセス サーバー上の /rpc 仮想ディレクトリの認証方法とは別です。既定では、Exchange 2007 の元の RTM (Release To Manufacturing) 版では、/rpc 仮想ディレクトリは、基本認証と統合 Windows 認証の両方に対して有効にされていて変更できませんでした。Exchange 2007 Service Pack 1 (SP1) では、/rpc 仮想ディレクトリの認証方法は、Set-OutlookAnywhere コマンドレットを使用して、統合 Windows 認証、または基本認証のいずれかに変更できます。詳細については、「Outlook Anywhere の認証を構成する方法」を参照してください。

基本認証と Outlook Anywhere

Outlook Anywhere では基本認証を使用することができます。基本認証にはユーザー名とパスワードが必要で、インターネット上でユーザー名とパスワードをテキスト形式で送信します。Microsoft Office Outlook Web Access クライアントと Microsoft Exchange メッセージング インフラストラクチャの間の接続をセキュリティ保護するための SSL (Secure Sockets Layer) を使用している限り、Outlook Anywhere での基本認証の使用はサポートされます。詳細については、「Outlook Anywhere の認証を構成する方法」を参照してください。

NTLM 認証と Outlook Anywhere

NTLM とは、統合 Windows 認証に基づく認証方法です。NTLM 認証をお勧めします。ただし、NTLM に対応しないファイアウォールを使用している場合は、SSL 経由の基本認証を使用する必要があります。詳細については、「Outlook Anywhere の認証を構成する方法」を参照してください。

詳細情報

Outlook Anywhere の詳細については、以下のトピックを参照してください。

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。