サイクル インスタンスのワークフロー データの削除

更新 : 2009-04-30

サイクルが終了し、一定の期間が経過すると、古いサイクル インスタンスのデータに関連付けられたワークフロー データを削除することができます。Planning Business Modeler の [サイクル インスタンスの削除] アクションから、この削除タスクを実施できます。

この削除は、連鎖削除です。特定のサイクル インスタンスの日付から始まり、割り当てデータおよび送信履歴データを含むすべての関連データが削除されます。

具体的には、次のようなデータが削除されます。

  • 関連するすべてのジョブ インスタンス データ

  • サイクル インスタンス データ

  • 関連するすべての割り当てデータ。AssignmentDependency、ApproverList、ReviewerList、NotificationUsers、Submissions、DirtyPartitions、Assignments、および Workbooks テーブルの削除が含まれます。

注意注意 :

この削除処理のスコープと影響を十分に考慮したうえで、実行する際には注意が要です。このタスクを実行する前に、データをバックアップしてください。データは完全に削除され、元に戻すことはできません。

Workbooks テーブルには、StorageUrl という列があります。この列には、Microsoft Office Excel ブックの場所とファイル名が含まれます。[サイクル インスタンスの削除]**** アクションを実行して Workbooks テーブルのブック行を削除した場合は、削除したブック行に関連付けられた領域を解放する必要があります。

たとえば、次のクエリを実行します。

select StorageUrl from Workbooks 

このクエリを実行すると、\\Machine1\BizWorkflow\Alpine_Ski_House\Form Templates\ などの StorageUrl の場所が表示されます。

このディレクトリを参照すると、「Manufacturing」が含まれているいくつかの Excel ファイルが見つかります。これらは Workbooks テーブルでは使用されなくなっています。次のクエリを実行して、これらの Excel ファイルが使用されているかどうかを確認します。

select * from workbooks where StorageUrl like '%Manufacturing %'

クエリの結果に、これらの Excel ファイルが Workbooks テーブルで使用されていないことが示された場合、このディレクトリから Excel ファイルを手動で削除して領域を解放できます。

Workbooks テーブルには、StorageUrl 列が NULL である行、およびファイル共有の場所を含む行があります。これは、Excel 用 PerformancePoint アドインから送信する場合、[フォームを添付して送信] オプションを選択できるからです。変更リストの送信時にこのオプションを選択すると、Planning 管理コンソールから [アプリケーションの作成] タスクを実行したときにこれらのフォームの場所に定義されたファイル共有にワークフロー フォーム ファイルが保存されます。添付フォームを使用して送信を行うため、このストレージは急速に増加する可能性があります。したがって、このファイル共有フォルダでフォーム ファイルのクリーンアップを実行すると共に、[サイクル インスタンスの削除]**** アクションを実行してデータベース テーブルをクリーンアップすることが重要です。[フォームを添付して送信] オプションの既定値はオフです。

関連項目