Project Server 2007 のユーザー アカウントを追加する

更新日: 2007年12月

 

トピックの最終更新日: 2009-09-30

Office Project Server 2007 にログオンして Project Server のデータを操作するすべての Microsoft Office Project Server 2007 ユーザーと Microsoft Office Project Web Access ユーザーには、ユーザー アカウントが必要です。ユーザー アカウントは、Project Web Access の [サーバー設定] の [ユーザーの管理] ページで追加できます。

[!メモ] また、[Active Directory の同期化] を使用して、Windows ユーザーを Active Directory ディレクトリ サービスの Project Server セキュリティ グループに追加することもできます。

この手順を実行する前に、以下の点について確認してください。

  • Project Server 2007 でユーザーを管理する」を読んでいること。

  • Project Web Access から Project Server 2007 にアクセスできること。

  • 追加するユーザー アカウントが、Active Directory またはフォーム ベースのメンバシップ プロバイダのどちらかで正しく構成されていて、Office Project Server 2007 でそのアカウントの情報にアクセスできること。Office Project Server 2007 では、ユーザーに対して 2 つの認証方法 (Windows 認証およびフォーム ベース認証) をサポートしています。Office Project Server 2007 でサポートされている認証方法の詳細については、「Project Server 2007 認証方法を計画する」を参照してください。

    Important重要
    この手順を完了するには、Office Project Server 2007 における "ユーザーとグループの管理" グローバル アクセス権が必要です。

ユーザー アカウントを追加する

Office Project Server 2007 のユーザー アカウントを Office Project Server 2007 インスタンスに追加するには、以下の手順を実行します。

ユーザー アカウントを追加するには

  1. Project Web Access ホーム ページのサイド リンク バーで、[サーバー設定] をクリックします。

  2. [サーバー設定] ページの [セキュリティ] セクションで、[ユーザーの管理] をクリックします。

  3. [ユーザーの管理] ページで、[新しいユーザー] をクリックします。

  4. 必要に応じて、[新しいユーザー] ページの [ID 情報] セクションで次の操作を行います。

    1. このユーザー アカウントをリソースとしてタスクに割り当てられるようにするには、[ユーザーをリソースとして割り当て可能] を選択します。この項目を選択すると、そのユーザーはエンタープライズ リソースとして使用できるようになります。この設定は、既定で有効になっています。

    2. [表示名] テキスト ボックスに、ユーザー アカウントの名前を入力します。これは必須フィールドです。

    3. 必要に応じて、[電子メール アドレス] テキスト ボックスに、ユーザーの電子メール アドレスを入力します。このユーザーに通知や事前通知を電子メールで送信する場合、これは必須フィールドです。

    4. 必要に応じて、[RBS] ボックスに、RBS (Resource Breakdown Structure) コード値を入力します。[値の選択] アイコンをクリックすると、値を選択できる [RBS コード] 一覧が表示されます。RBS コードでは、組織が保持するリソースの階層構造での位置を定義します。

    5. 必要に応じて、[頭文字] ボックスにユーザーの頭文字を入力します。

    6. ユーザーがチームの Web サイトを管理している場合は、[ハイパーリンク名] ボックスおよび [ハイパーリンク URL] ボックスにハイパーリンクのリンク先と URL アドレスをそれぞれ入力します。

  5. [ユーザー認証] セクションで、ログオン時にこのユーザーを認証する方法を選択します。以下のどちらかの方法で選択できます。

    1. Windows ユーザー アカウントを使用する Windows 認証   この認証方法を選択する場合は、[ユーザーのログオン アカウント] ボックスに DomainName\UserAccountName の形式でユーザーのアカウント名を入力します。ユーザーの情報と組織の Active Directory ディレクトリ サービスとの同期を実行しないようにするには、[このユーザーには Active Directory 同期を実行しない] を選択します。

    2. 完全修飾のメンバシップ プロバイダ ユーザー名 (メンバシップ プロバイダ:ユーザー アカウント) を使用するフォーム認証    この認証方法を選択した場合は、メンバシップ プロバイダ:ユーザー アカウントの形式でユーザー アカウント名を入力します。

  6. [割り当ての属性] セクションでは、ユーザーがリソースとしてプロジェクトに割り当てることのできる機能に関する以下の情報を指定します。

    1. ユーザーが平準化プロセスを適用できるようにするには、[リソースは平準化可能] を選択します。このオプションは、既定では有効になっています。

      平準化は特定のタスクを延期したり、分割したりすることにより、リソースの競合または過剰割り当てを解決するために使用するプロセスです。プロジェクトがリソースを平準化すると、選択されている割り当ては分散され、再スケジュールされます。平準化の詳細については、Office Online の記事「プロジェクトの作業を均等に割り当てる (リソース割り当ての平準化)」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=106384\&clcid=0x411) を参照してください。

    2. [基本カレンダー] の一覧で、ユーザーの基本カレンダーを選択します。基本カレンダーは、プロジェクト カレンダーおよびタスク カレンダーとして使用でき、一連のリソースの既定の稼働時間および非稼働時間を指定します。基本カレンダーの詳細については、Office Online の記事「概要: Project でカレンダーを使用する」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=106385\&clcid=0x411) を参照してください。

    3. [既定の予約の種類] の一覧で、ユーザーの予約の種類を [本予約] または [仮予約] のどちらかとして選択します。本予約されたリソースはプロジェクト内のタスク割り当てに正式に割り当てられたリソースです。仮予約されたリソースは、提案段階の割り当てで、タスクへの割り当てがまだ承認されていません。仮予約されたリソース割り当ては、まだ他のプロジェクトからもそのリソースが利用可能であることを意味します。

    4. タイムシート管理者が存在する場合は、[タイムシート管理者] ボックスで管理者名を入力または検索します。タイムシート管理者の詳細については、「タイムシート承認の構成」を参照してください。

    5. [既定の割り当て所有者] テキスト ボックスで、既定の割り当て所有者を入力または検索します。割り当て所有者は、Project Web Access で進捗情報の入力を担当するエンタープライズ リソースです。このユーザーは、最初にタスクに割り当てられたユーザーとは異なる場合があります。

    6. [最早利用可能日] ボックスに、そのユーザーをリソースとして使用できる最も早い日付を入力または選択します。

    7. [最遅利用可能日] ボックスに、そのユーザーをリソースとして使用できる最も遅い日付を入力または選択します。

  7. [セキュリティ グループ] セクションの [利用可能なグループ] 一覧で、ユーザーが所属するグループを選択し、[追加] をクリックします。選択したグループは [追加するユーザーを含むグループ] 一覧に表示されます。ユーザーを利用可能なすべてのグループのメンバにする場合は、[すべて追加] をクリックします。ユーザーは自分が所属するグループに関連付けられているアクセス権を自動的に継承します。

    [削除] ボタンおよび [すべて削除] ボタンを使用すると、ユーザーは現在所属しているグループから削除されます。

  8. [セキュリティ カテゴリ] セクションの [利用可能なカテゴリ] 一覧で、ユーザーがアクセスするカテゴリを選択し、[追加] をクリックします。選択したカテゴリが [選択したカテゴリ] 一覧に表示されます。利用可能なすべてのカテゴリにユーザーがアクセスできるようにするは、[すべて追加] をクリックします。

    [選択したカテゴリ] 一覧の各カテゴリでは、カテゴリにアクセスしたユーザーに付与するアクセス権を指定します。特定のカテゴリのカテゴリ権限は、[選択したカテゴリ] 一覧の対応するカテゴリを選択すると表示されます。

    カテゴリごとにアクセス権を手動で設定することも、定義済みのアクセス権の設定を含むセキュリティ テンプレートを適用することもできます。

    • セキュリティ テンプレートを使用してアクセス権を設定するには、[選択したカテゴリ] ボックスの一覧で、テンプレートを適用するカテゴリを選択します。[テンプレートに対する権限の設定] の隣にある一覧から適用するテンプレートを選択し、[適用] をクリックします。

    • [選択したカテゴリ] 一覧で権限を手動で設定するには、権限を適用するカテゴリを選択します。[権限] 一覧で、アクティビティごとに [許可] または [拒否] をクリックします。ほとんどの場合、個々のユーザーのアクセス権を設定する必要はなく、グループ レベルのアクセス権のみを設定する必要があります。グループに割り当てられるアクセス権で網羅されない、特別なニーズのあるユーザーには、カテゴリ権限を使用します。

      [!メモ] カテゴリ権限の詳細については、「Microsoft Office Project Server 2007 のカテゴリ権限」を参照してください。

  9. [グローバル アクセス権] セクションでは、ユーザーのグローバル アクセス権を選択します。グローバル アクセス権は手動またはセキュリティ テンプレートを使用して適用できます。テンプレートを使用してグローバル アクセス権を設定するには、[テンプレートに対する権限の設定] の隣にある一覧から適用するテンプレートを選択し、[適用] をクリックします。

    [!メモ] グローバル アクセス権の詳細については、「Microsoft Office Project Server 2007 のグローバル アクセス権」を参照してください。

  10. 組織がグループ分類用やコスト管理用のコードを作成している場合は、[グループ フィールド] セクションで、[グループ] ボックス、[コード] ボックス、[コスト センター] ボックス、または [コストの種類] ボックスにこれらのコードを入力します。

  11. ユーザーを既存のチームのメンバにする場合は、[チームの詳細] セクションで、[チーム割り当てプール] を選択し、[チーム名] ボックスにチーム名を入力します。

  12. [システム ID ] セクションでは、[外部 ID] ボックスに必要に応じて、ユーザーの追加の ID 情報を入力できます。この情報を使用すると、人事部の情報にそのユーザーを関連付けたり、Project Server で提供するレポート以外のリソース利用状況レポートを簡単に統合したりできるようになります。

  13. [保存] をクリックします。

その他の考慮事項

ユーザー アカウントを追加する場合は、次の点に注意してください。

  • 個別のユーザー アカウントにはグローバル アクセス権を直接割り当てないことをお勧めします。必要なアクセス権を持つグループにユーザーを追加することを推奨します。

  • 400 名を上回る Project Server ユーザーを擁している組織の場合、[ユーザー管理] ページにユーザー一覧は表示されません。多数のユーザーをページに読み込むと、パフォーマンスに関する問題が生じる可能性があるため、このように動作する設計になっています。ユーザー一覧は表示されませんが、検索オプションを使用して名前または電子メール アドレスの条件に一致するユーザーを一覧表示することはできます。