データベースをバックアップする (Search Server 2008)
更新日: 2008年7月
適用対象: Microsoft Search Server 2008
トピックの最終更新日: 2008-07-22
ドラフト版のコンテンツ この記事は、この製品の以前のバージョン用に公開されたもので、今回のリリース用に変更されていません。
このドキュメントでは、Microsoft SQL Server 2005 ツールまたは SharePoint 製品とテクノロジの組み込みツールを使用してデータベースを復元する手順について説明します。
組み込みツールを使用したデータベースのバックアップ
SharePoint サーバーの全体管理 Web サイトを使用してデータベースをバックアップするには、以下の手順を使用します。
SharePoint 製品とテクノロジに組み込まれたツールを使用してファームをバックアップするには、次のアカウントと権限を使用する必要があります。
SharePoint サーバーの全体管理 Web サイトを実行しているサーバーにログオンしている必要があります。
バックアップ ファイルを格納するために使用する共有フォルダが必要です。バックアップの準備方法の詳細については、「ファームのバックアップと復元の準備をする (Search Server 2008)」を参照してください。
重要
次の手順を完了するには、SharePoint のファーム管理者グループのメンバである必要があります。
ユーザー インターフェイスを使用したデータベースのバックアップ
SharePoint サーバーの全体管理 Web サイトの [サーバー構成の管理] ページで、[バックアップと復元] セクションの [バックアップの実行] をクリックします。
[バックアップするコンポーネントの選択] ページで、バックアップするデータベースのチェック ボックスをオンにします。[バックアップ オプションへ] をクリックします。
[バックアップ オプションの選択] ページでは、差分バックアップによって、前回のバックアップ後に作成または変更されたデータがバックアップされます。完全バックアップと差分バックアップを組み合わせて実行する場合、復元では、前回の完全バックアップ、前回の差分バックアップ、およびその間の差分バックアップのデータが必要になります。
[バックアップ コンテンツ] セクションで、選択したデータベースが表示されていることを確認します。
[バックアップの種類] セクションで [完全] を選択します。
[バックアップ ファイルの場所] セクションで、バックアップ フォルダの UNC パスを入力します。
[OK] をクリックします。
[更新] をクリックすると、[バックアップの状態] ページでバックアップ ジョブの状態を表示できます。また、このページは 30 秒ごとに自動的に更新されます。バックアップや復元は Timer Service ジョブなので、バックアップが開始されるまで数秒かかる場合があります。
エラーが表示された場合は、前に指定した UNC パスにある spbackup.log ファイルを表示すると、詳細情報を確認できます。
Stsadm コマンドライン ツールを使用した Web アプリケーションをバックアップするには、以下の手順を使用します。
重要
この手順を実行するには、少なくともローカル コンピュータの Administrators グループのメンバである必要があります。
コマンド ラインを使用したデータベースのバックアップ
SharePoint 製品とテクノロジがインストールされたドライブで、%COMMONPROGRAMFILES%\Microsoft shared\Web server extensions\12\Bin に移動します。
どのノードをバックアップするかがまだ判明しない場合は、次のコマンドを入力します。
stsadm -o backup -showtree
注意
角かっこ ([ ]) に囲まれたアイテムは、直接的にはバックアップの対象として選択できませんが、それらの親アイテムが選択された場合にバックアップされます。
データベースをバックアップするには、次のコマンドを入力します。
stsadm -o backup -directory <\\サーバー名\フォルダ名> -backupmethod full -item <データベース名>
ここで、\\サーバー名\フォルダ名はバックアップ フォルダへの UNC パスを示し、データベース名は、バックアップするデータベースの名前とノードを示します。たとえば、WSS_Content_407f26d96bbf4158b2802a599ecfb718 となります。
バックアップが正常に終了すると、コマンド ウィンドウに次の文字列が表示されます。
Completed with 0 warnings. Completed with 0 errors. Backup completed successfully. --------------------------------------------------------- Operation completed successfully.
エラーや警告がある場合、またはバックアップが正常に完了しない場合は、手順 3. で指定したフォルダ内の spbackup.log ファイルを確認してください。
SQL Server を使用したサーバー ファームのバックアップ
重要
次の手順を完了するには、db_backupoperator 固定データベース ロールのメンバである必要があります。
SQL Server を使用したサーバー ファームのバックアップ
SQL Server Management Studio を起動し、データベース サーバーに接続します。
[オブジェクト エクスプローラ] で、[データベース] を展開します。
構成データベース (通常は SharePoint_Config という名前) を右クリックし、[タスク] をポイントしてから、[バックアップ] をクリックします。
[データベースのバックアップ] ダイアログ ボックスで、[バックアップの種類] リストから実行するバックアップの種類を選択します。どのバックアップの種類を使用するかの詳細については、SQL Server 2005 の Books Online で「復旧モデルの概要」を参照してください。
[バックアップ コンポーネント] で、[データベース] オプションを選択します。
[名前] テキスト ボックスに名前を入力するか、既定の名前を入力します。
[説明] テキスト ボックスに、バックアップの説明を入力します。
[バックアップ セットの有効期限] で、バックアップが保存される期間の長さを指定するか、既定値を使用します。バックアップ セットの有効期限が切れると、そのバックアップ セットは任意の後続のバックアップで同じ名前を使用して上書きできるようになります。既定では、バックアップ セットは有効期限が切れないように (0 日間) 設定されています。
[バックアップ先] セクションで、バックアップ セットを格納する場所を指定するか、既定値を使用します。
データベースをバックアップする場合は、[OK] をクリックします。
バックアップするデータベースごとに手順 3. ~ 10. を繰り返します。
遅延したバックアップまたは定期的なバックアップのスケジュール
[データベースのバックアップ] ダイアログ ボックスで、データベースのバックアップ情報を入力した後に (「SQL Server を使用したサーバー ファームのバックアップ」を参照)、矢印をクリックして [スクリプト] メニューを表示してから、[スクリプト操作をジョブに保存] をクリックします。
[新しいジョブ] ダイアログ ボックスの [ページの選択] ウィンドウで、[スケジュール]、[新規作成] の順にクリックします。
[新しいジョブ スケジュール] ページで、スケジュールされたバックアップの名前、種類、頻度、期間を指定してから、[OK] をクリックします。
スケジュールされたジョブの変更を承諾する場合は、[OK] をクリックします。
ジョブの変更を保存して、データベース バックアップを開始する場合は、[OK] をクリックします。
データベース バックアップをスケジュールする方法の詳細については、「SQL Server 2005 で SQL Server Management Studio を使用してデータベースのバックアップ操作をスケジュールする方法」 (https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=109568&clcid=0x411) を参照してください。
関連項目
概念
データベースをバックアップおよび復元する (Search Server 2008)
データベースを復元する (Search Server 2008)