プロパティ検索でワイルドカード文字を使用する (Search Server 2008)

更新日: 2009年7月

適用対象: Microsoft Search Server 2008

 

トピックの最終更新日: 2009-07-07

注意

別途記載のない限り、この記事の情報は Microsoft Search Server 2008 と Microsoft Search Server 2008 Express の両方に適用されます。

プロパティ検索には、<プロパティ>:<値> の形式を使用します。検索するプロパティの正確な値がわかっている場合は、値を引用符で囲むと、完全に一致する結果のみが返されます。正確な値がわからない場合は、値の先頭の文字 (1 文字または複数の文字) を入力して、部分的な一致を探すことができます。たとえば、filename:"Budget" (引用符あり) を検索すると、"Budget" という名前のファイル ("Budget.xlsx" など) が返されます。filename:budget (引用符なし) を検索すると、同じ名前のファイルの他に、"Budget_Current.xlsx" や "Budget_Next.xlsx" などのファイルが返されます。プロパティ検索では、前方一致検索のみ実行できます。つまり、検索を実行するには、少なくともプロパティ値の最初の文字が必要です。

1 つのクエリで複数のプロパティ値を検索できます。<プロパティ>:<値> エントリ間のスペースは、AND と解釈されます。クエリに author:"Jane Doe" filetype:docx が含まれている場合は、Jane Doe が作成した Word 2007 文書が返されます。これが当てはまるのは、異なるプロパティがクエリに含まれている場合のみです。同じプロパティを使用する場合、Search Serverは <プロパティ>:<値> エントリ間のスペースを OR と解釈します。たとえば、クエリに author:"Joe Jones" author:"Mike Jones" が含まれている場合は、Joe Jones が作成した項目と Mike Jones が作成した項目がシステムから返されます。

また、プロパティ検索ではワイルドカード文字も使用できます。ワイルドカード文字には、"*" (任意の数の文字に置き換えられます) や "?" (任意の 1 文字に置き換えられます) などの文字があります。ワイルドカード文字を使用する際にも前方一致が前提となります。つまり、プロパティ値の途中 (W*ton など) やプロパティ値の先頭 (*ington など) にワイルドカード文字を挿入することはできません。

関連項目

概念

サーバー名マッピングを管理する (Search Server 2008)
メタデータ プロパティのマッピングを管理する (Search Server 2008)