個人用設定の権限を管理する

個人用設定の権限は、各共有サービス プロバイダ (SSP) の共有サービス管理 Web サイトで管理されます。個人用設定の権限を管理するには、管理者が次の権限を持っている必要があります。

  • 共有サービス管理サイトの読み取り権限

    サイトへの権限は、そのサイトのサイト管理者によって付与されます。インストール時に、SharePoint サービス管理サイトを作成する際に使用されたアカウントが、後で他のユーザーに読み取り権限を付与できるサイト管理者になります。サイトに対する読み取り権限を持つユーザーは、対象リンクのリストを管理できます。このリンクには、信頼できる個人用サイトのホスト場所のリンク、Office クライアント アプリケーションに発行されたリンク、個人用サイト リンクが含まれます。

  • 1 つ以上の個人用設定サービスのサービス権限

    ユーザー プロファイル、個人用サイト設定、対象ユーザー、および利用状況レポートを管理するためには、サービス権限が必要です。サービス権限は、個人用設定サービスの権限管理者によって管理されます。この管理者は、権限の管理権限を有効にしておく必要があります。

    サービス権限には、情報担当者に対して個人用サイトの作成や、個人用設定機能の使用を許可する権限も含まれます。これらの権限のユーザーは、管理者ではありません。したがって、共有サービス管理サイトへの読み取り権限は必要ありません。

    インストール中、SharePoint サービス管理サイトの作成に使用されるアカウントには、すべてのサービス権限が付与されます。

個人用設定の権限は、ディレクトリ サービスからインポートされたユーザーに基づき、各 SSP で個別に管理されます。ディレクトリ サービスに影響を与える組織上の変更を行う際には、個人用設定の権限の変更が求められます。一般的なシナリオとして、ドメイン間や SSP 間でのユーザー グループの移動が求められる組織上の変更が挙げられます。

個人用設定の権限を管理するために、次のタスクが実行されます。