レポート モデル プロジェクトの Teradata データ ソース ファイルを作成する方法

新規 : 2008 年 11 月 17 日

モデル デザイナで Teradata データベースのデータ ソース ファイルを作成するには、データベース サーバーへの接続とデータベースからのデータ取得に十分な接続文字列と資格情報を指定する必要があります。Teradata データ プロバイダのデータ辞書のプロパティを指定すると、データベースのメタデータを取得する所要時間を制御することもできます。レポート マネージャで Teradata データベースのデータ ソース ファイルを作成することもできますが、表示できるデータ辞書のプロパティはモデル デザイナのデータ ソースのプロパティだけです。

Dd353294.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
モデル デザイナでデータ ソース ファイルを作成する前に、システム管理者は、レポート作成クライアントとレポート サーバーにバージョン 12.00.00.01 の .NET Framework Data Provider for Teradata をインストールして設定しておく必要があります。サポートされている Teradata データベースのバージョンは、12.00 および 6.20 だけです。詳細については、「Teradata ベースのレポート モデル用の Reporting Services の構成」を参照してください。

データ ソース ファイルを作成したら、データ ソース ビューとモデルを作成できます。

Dd353294.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
既定では、モデル デザイナを使用してデータ ソース ファイルからデータ ソース ビューを作成した場合、テーブルとビューの主キーはデータ ソース ビューに含まれません。モデルを作成するためには、主キーが必要になります。データ ソース ビューを作成したら、各テーブルまたはビューで手動で主キーを設定できます。詳細については、「データ ソース ビューの操作について (SSAS)」を参照してください。 主キーを自動生成するには、モデル デザイナからレポート サーバーにデータ ソースをパブリッシュし、レポート マネージャを使用してモデル ファイルを生成する必要があります。モデル ファイル (.smdl) には、データ ソース ビューとモデルが含まれています。詳細については、「Teradata データベースから主キーを持つレポート モデルを作成する方法」を参照してください。

レポート モデル プロジェクトで Teradata データベースのデータ ソース ファイルを作成するには

  1. 新しいレポート モデル プロジェクトを作成します。

    • Business Intelligence Development Studio で、[ファイル][新規作成] の順にクリックします。

    テンプレート ペインで、[レポート モデル プロジェクト] をクリックし、[OK] をクリックします。新しいレポート モデル プロジェクトが表示されます。ソリューション エクスプローラに、データ ソース、データ ソース ビュー、およびレポート モデルの 3 つのフォルダが表示されます。

  2. ソリューション エクスプローラで [データ ソース] を右クリックし、[新しいデータ ソースの追加] をクリックします。[データ ソース ウィザード] ダイアログ ボックスが表示されます。

  3. [次へ] をクリックします。[接続の定義方法を選択します] ページが表示されます。

  4. [新規作成] をクリックします。[接続マネージャ] ダイアログ ボックスが表示されます。

  5. [プロバイダ] のボックスの一覧から Teradata の .NET Framework データ プロバイダを選択します。

  6. [サーバー名] ボックスにサーバーの IP アドレスを入力します。

    Dd353294.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
    入力する情報がわからない場合は、システム管理者に問い合わせてください。
  7. [ログイン詳細][ユーザー名][パスワード] に、指定したサーバーにアクセスできる名前とパスワードを入力します。

    Dd353294.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
    使用する資格情報は、システム管理者またはデータベース所有者によって指定されます。資格情報の詳細については、「資格情報と接続情報の指定」を参照してください。
  8. [すべて] をクリックします。接続プロパティがグリッドに表示されます。

  9. [データ辞書] で、次の 3 つの値を入力します。

    1. [データベース] に、データベースの名前を入力します。
    2. [既定のデータベースに限定する]True に設定します。
    3. [X ビューを使用する]False に設定します。
    Dd353294.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
    これらの設定により、サーバー上のデータの取得が既定のデータベースに限定されます。これにより、スキーマ探索と取得の時間を短縮できます。これらの設定を適用しなかった場合は、そのデータベースがあるサーバーでアクセス権のあるスキーマがすべて取得されます。これらの設定の詳細については、Teradata のデータ プロバイダのドキュメントを参照してください。
  10. [OK] をクリックします。

  11. [接続の定義方法を選択します] ページで [次へ] をクリックします。

  12. [データ ソース名] に名前を入力するか、既定の名前を受け入れます。

  13. [完了] をクリックします。

    新しいデータ ソースがソリューション エクスプローラに表示されます。これでモデル デザイナでデータ ソース ビューとモデルを作成できるようになります。

    データ ソースをレポート サーバーに配置して、モデルを生成できます。詳細については、「レポート モデルをパブリッシュする方法 [モデル デザイナ]」および「Teradata データベースから主キーを持つレポート モデルを作成する方法」を参照してください。

参照

処理手順

モデル デザイナを使用してレポート モデルを作成する方法

概念

モデルの処理
レポート モデルの操作方法に関するトピック
Teradata ベースのレポート モデルの作成と使用

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手