接続マネージャ

接続マネージャは、接続の論理表現です。デザイン時に接続マネージャのプロパティを設定し、パッケージの実行時に Integration Services が作成する物理接続を指定します。たとえば、接続マネージャには、デザイン時に設定する ConnectionString プロパティが含まれており、実行時には、接続文字列のプロパティ内の値を使用して、物理接続が作成されます。

パッケージは、接続マネージャの種類の複数のインスタンスを使用でき、各インスタンス上でプロパティを設定できます。実行時に、接続マネージャの種類の各インスタンスは、さまざまな属性を持つ接続を作成します。

SQL Server 2005 Integration Services (SSIS) では、さまざまな種類の接続マネージャが用意されており、これにより、パッケージはさまざまなデータ ソースおよびサーバーに接続できます。

次の表に、接続マネージャの種類を一覧で示します。

種類 説明 トピック

ADO

ActiveX Data Objects (ADO) オブジェクトに接続します。

ADO 接続マネージャ

ADO.NET

.NET プロバイダを使用して、データ ソースに接続します。

ADO.NET 接続マネージャ

Excel

Excel ブック ファイルに接続します。

Excel 接続マネージャ

FILE

ファイルまたはフォルダに接続します。

ファイル接続マネージャ

FLATFILE

単一のフラット ファイル内のデータに接続します。

フラット ファイル接続マネージャ

FTP

FTP サーバーに接続します。

FTP 接続マネージャ

HTTP

Web サーバーに接続します。

HTTP 接続マネージャ

MSMQ

メッセージ キューに接続します。

MSMQ 接続マネージャ

MSOLAP90

SQL Server 2005 Analysis Services (SSAS) または Analysis Services プロジェクトのインスタンスに接続します。

Analysis Services 接続マネージャ

MULTIFILE

複数のファイルおよびフォルダに接続します。

複数ファイル接続マネージャ

MULTIFLATFILE

複数のデータ ファイルおよびフォルダに接続します。

複数フラット ファイル接続マネージャ

OLEDB

OLE DB プロバイダを使用して、データ ソースに接続します。

OLE DB 接続マネージャ

ODBC

ODBC を使用して、データ ソースに接続します。

ODBC 接続マネージャ

SMOServer

SQL Server 管理オブジェクト (SMO) サーバーに接続します。

SMO 接続マネージャ

SMTP

SMTP メール サーバーに接続します。

SMTP 接続マネージャ

SQLMOBILE

SQL Server 2005 Compact Edition データベースに接続します。

SQL Server Compact Edition 接続マネージャ

WMI

サーバーに接続し、サーバー上の Windows Management Instrumentation (WMI) 管理のスコープを指定します。

WMI 接続マネージャ

参照

その他の技術情報

Integration Services の接続

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手