特定のセキュリティ パッケージの要求

既定では、Microsoft SQL Server 2005 Analysis Services (SSAS) は、Microsoft Windows オペレーティング システムがクライアントを認証する目的でサポートしている、セキュリティ サポート プロバイダ (SSP) のセキュリティ パッケージをすべて受け入れるように構成されています。たとえば、Microsoft Windows NT と Microsoft Windows 2000 には、NTLM セキュリティ パッケージが含まれています。Microsoft は、Windows 2000 以降、Microsoft Kerberos プロトコル セキュリティ パッケージも提供しています。また、SSL (Secure Socket Layer) セキュリティ パッケージや、SSPI (Security Support Provider Interface) 互換のその他の SSP をインストールすることもできます。Analysis Services が受け入れるセキュリティ パッケージを制限して、Analysis Services のインスタンスのセキュリティを強化することができます。たとえば、セキュリティを強化するために、Analysis Services が受け入れるセキュリティ パッケージを Microsoft Kerberos プロトコル セキュリティ パッケージだけに制限できます。

特定のセキュリティ パッケージの指定

Analysis Services が特定のセキュリティ パッケージしか受け入れないように構成するには、これらのセキュリティ パッケージをサーバー構成プロパティ Security \ SecurityPackageList に追加します。既定では、特定のセキュリティ パッケージは何も指定されておらず、すべてのセキュリティ パッケージが受け入れられるようになっています。このプロパティにアクセスするには、Analysis Services のインスタンスを右クリックして [プロパティ] をクリックし、[セキュリティ] ページでこのプロパティを選択します。

参照

概念

データ暗号化の要求
クライアント認証の要求

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手